メル・ギブソンの出世作となったこの映画ですが、この作品のヒットで影響を受けた作品は多いでしょう。
何よりも私が若い頃にヒットした漫画「北斗の拳」はこの世界観の丸パクリ?と言ってもいいくらいでしたね。
近年リメイクされた映画がありますが、アレは別物と言っても良いと思います。
世界観はより北斗の拳っぽくなっていますが…。
マックスは特殊警察(MFP)の隊員です。
この近未来の世界では、暴走族による事件が多発しており、通常の警察では対処できないためでした。
警官殺しの凶悪犯のナイトライダーは警察からV8のマシンを奪って逃走します。
MFPのメンバーたちもナイトライダーを追跡しますが、おいきれず、凄腕のマックスが最後の砦となりました。
マックスはインターセプターというパワフルな車でナイトライダーを追い込んでいきます。
そしてナイトライダーは運転ミスによって命を落としてしまうのでした。
ナイトライダーの死を知ったトーカッターは、その弔いとして自分の暴走族軍団を率いてMFPを襲撃します。
正義感の強いグースも彼らに待ち伏せを受けます。
転倒した車から脱出できないグース。
彼らはグースの車から漏れたガソリンに日をつけるのでした。
妻と幼い子供もいるマックスは、ショックのため、この仕事を辞めると言い出します。
MFPの隊長のフィフィはマックスの腕を高く評価しており、辞めるという選択をする前に、彼に休暇を与えます。
しかしマックスの家族が休暇中にトーカッター一味に妻が狙われるのです。
妻と幼い息子が殺され、マックスの復讐心は燃え盛るのでした。
マックスは改造を施したインターセプター、直噴V8で暴走族を追い詰めていきます。
しかし、多勢に無勢、トーカッターの右腕とも言えるババによって、ついにマックスも大きな怪我を負うのです。
片手、片足がまともに使えない状況となったマックスをババはなぶり殺しにしようとします。
しかし、マックスは冷静に落ち着いて射殺します。
マックスはトーカッターを追い詰め、焦るトーカッターはタンクローリーと正面衝突して、命を落とすのでした。
実はこのボス敵を倒した後のシーンが結構印象深いのです。
グースを焼き殺すことになった、バイカーの生き残りを追い詰め、手錠をかけて放置します。
火が燃え移って爆発するまで10分。
手錠の鎖は鋼鉄製なので、のこぎりでは切ることができませんが、自分の手なら、切れます。
だから生き延びたければ自ら切れと「のこぎり」を渡すのです。
なんとも残酷なエンディングです。
ストーリーはありきたりなのですが、世界観が独特でした。
ウォーターワールドなどもこの映画の影響を受けているのではないかと思いますね。