ジャンゴ　繋がれざる者

夜遅くから見始めて、終わったときはいい時間担ってしまっていた。
非常に長い映画だった。
ジャンゴといえば、フランコ・ネロ主演の続荒野の用心棒が有名で、そちらを連想していたが、全く違うストーリー。
そもそもこの時のDJANGOが何故か日本では続荒野の用心棒としていかにも荒野の用心棒の続編のように扱われているが、この作品自体が続編でも何でもなく、独立した作品。
そしてマカロニウエスタンと言われるジャンルを確立した作品とも言われ、その後ガンマンの名前がジャンゴという西部劇がたくさん作られたらしい。
そういう意味ではこの作品も確かにジャンゴであるわけだ。
監督はタランティーノ。
とりあえず、人はたくさん死ぬだろう。血まみれのシーンもたくさんあるだろう。
そしてどこでタランティーノが登場するか？というのも見ものである。

キャストが憎い。
主演はジェイミー・フォックス。もちろんジャンゴ役である。
最初に登場するガンマン、賞金稼ぎがドクターシュルツ。その配役がクリストフ・ヴァルツ。
大牧場主のキャンディ役にレオナルド・ディカプリオ。
その執事役のスティーブンがサミュエル・L・ジャクソン。
初代ジャンゴ役出会ったフランコ・ネロも登場しているらしい。気付かなかった。
マイアミバイスでモテ男だったドン・ジョンソンも出演。これも気づかなかった。

黒人奴隷が認められていた時代。南北戦争の2年前が舞台。
ドイツ系の白人紳士が賞金稼ぎで、登場。いきなり奴隷商人を射殺し、その奴隷のうちの一人と出会う。
それがジャンゴ。
ジャンゴはこの賞金稼ぎとともに旅をして賞金稼ぎとなる。
元々の素質があったらしい。
そしてジャンゴは奴隷であったが自由を獲得する。
しかし奴隷時代の妻は連れ去られ、その妻を取り戻すためにドクターシュルツとともに一芝居打つ。
しかし、目利きの鋭い執事のスティーブンに見破られる。

ストーリーはあってないようなもの。
紳士的に立ち振舞をしても結局は銃を使っての殺し合い。
それも壮絶なるまでの血しぶき。さすがタランティーノ。

そういうものが苦手な人は避けるべし。
しかしマカロニウエスタンが好きな人は見て損なし。

私は良かった。
つまらないホラーなんかよりもずっとね。