悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

パシフィック・リム

息子と映画館へ行ってきて、先ほど見終わったばかり。
出し惜しみなし。最初から怪獣とイェーガーという巨大ロボとの格闘シーンがバンバン登場。
前評判も結構良かったが、朝一番の時間だったためか、席は空席が目立った。
最近見た映画ではアイアンマン3とともに見応え充分。非常に良かった。
主人公のペアに菊地凛子が登場、そしてその子供時代を芦田愛菜が演じている。
もうストーリーはそっちのけで楽しんで貰いたいという製作者の意気込みが感じられる。
たいていこういう作品はなかなか怪獣が登場せず、異常気象や現象があって、それらを解明していくと怪獣に行き着くというパターンだが、冒頭から怪獣が暴れ、それを打ち砕くための人型ロボット兵器イェーガーが登場し、格闘する。本当に最初からである。タイトルロールが出る前である。
なんと最初に怪獣が登場したのは2013年8月10日、サンフランシスコに上陸したアックスヘッドと言う怪獣。明日だ。タイムリーだわ。
こいつはなんとか現在の兵器を集めてやっとのことで仕留めるが、これで終わりではなく、次なる怪獣が登場する。そして現有兵器では戦い得ないと悟った人類は民族間の争いを棚上げして怪獣との戦いで協力する。(実際には人間こんなに賢くはないだろうけど)
そして開発したイェーガーは戦果を上げて、平和が訪れるはずだったが、怪獣は倒せば倒すほどパワーアップしてやがてイエーガーでは倒せなくなってくる。
怪獣たちにもクラス分けがあって登場する多くの大型怪獣はカテゴリー4と呼ばれるもの。
最期に登場する超巨大な怪獣はカテゴリー5。
そしてイェーガーも第1世代からドンドンバージョンアップして最新は第5世代と呼ばれるものである。
イェーガーも最初は操縦するパイロットは一人だが、負担が大きく二人で操縦することになる。右脳と左脳とお互いの神経をこのマシンとリンクさせる。操縦は手足に付けられたものと連動するというタイプ。昔のヒーロー、ジャンボーグエースのような方法である。
第5世代のエースがストライカーという名前で胸からミサイルを発射する。格好いい。しかし操縦するパイロットが親子ペアなのだが、息子がなんだかひねくれていていけ好かないやつである。

主人公は少し旧タイプの機体であるジプシーというイェーガーのパイロットのローリー。元々は兄とコンビを組むペケット兄弟であったが、兄は戦闘で死に、その時からパイロットをやめていたが、地球の危機的状況から復帰する。
ペアを組むのは菊地凛子が演じる森マコという女性。
中国の三つ子ちゃん、タン兄弟が操縦するクリムゾンタイフーン。3人乗りだけあって、腕が3本という変則タイプである。
ロシアの強面のおっさんと金髪のねーちゃんが操縦するのがチェルノ・アルファという機体。顔が原子炉みたいで名前がチェルノとありえないネーミングとデザイン。
巨大ロボットといえば日本でしょ?と思っていたら、日本の機体もあった。コヨーテ・タンゴ。なんとこれが世界初のイェーガーで第1世代らしい。この辺りはオタクを自称している監督の日本に対する敬意が伺えると思っていたら、動力源が原子力なのだが、放射能漏れがありパイロットの生命を脅かすらしい。なんとも言えないなあ。

知的に甲斐渋滞時のサポートに入る数学者(行動予測)と怪獣オタクな生物学者の二人の掛け合いが面白い。そして生物学者が新鮮な怪獣の脳味噌を求めて尋ねた先に登場するのはロン・パールマンが演じるハンニバル・チャウ。存在感がある。さすがはヘルボーイである。

男の子なら幼い子供でも十分楽しめるので家族で見るにはピッタリの映画だろう。また大人でもロボット、怪獣などが好きな方は絶対に見るべき。そういうのがあまり興味ない人でも映像自体は素晴らしいので見て損はなし。夏休みおすすめの映画である。

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