悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

オスプレイというヘリコプター

イチローマリナーズからヤンキースに電撃移籍というニュースとともに今朝は開けた。
これをトップに持ってくるところが日本という国なのかもしれない。
確かにイチローは日本球界が生んだスターだと思う。しかし今や賞味期限の切れた名前だけのスターであることも確かだと思う。イチローのことは尊敬する。彼の保つ技術はもちろん、考え方も、プロとしての意識の高さも。
しかし、マリナーズから抜けて、ヤンキースに行くということは、国鉄の金田が引退は巨人を選んだように、張本も巨人を選んだように、イチローにとってもヤンキースで引退するというのは既定路線だったのでは?と思ってしまう。

日本という国が混迷して20年ほどになる。こんな話題はどうだっていい。原発の問題など片付けていかねばならないことは山積している。大津の中学校の自殺事件ばかりをセンセーショナルに煽っているばかりでは困る。まあ、あの問題もほうっておけないことだが。

オスプレイ岩国基地に12機搬入されたというニュースがあった。確かに事故が多く、何かと問題のある機体だと思う。しかしオスプレイは新型と言いながらそれほど新しいものではない。今から20年以上も前のゲームで大戦略というものがシステムソフトというところから発売されていたが、既にその当時に新型輸送機としてゲーム内の登場している。(かの国産次期主力戦闘機と言われたFSXというものも登場しているが)
私の子供の頃の図鑑にも同じような機体は登場している。なのでいままで幾多の試験を経て実用化にこじつけたものだと思っている。そもそも危険な機体なら日本だけでなくアメリカ国内でも利用されることはないはずである。確かに事故は起きているが、オスプレイでなくてもヘリコプターはよく落ちているし、垂直離着陸機のハリアーなども結構落ちているらしい。それを騒ぎ立てているのはちょっと違和感を感じてしまう。アメリカの、米軍のというだけでアレルギー反応のごとく拒絶してはいないかと思う。闇の部分を見れば確かに事故はおきている。しかし旧型機と比べてその性能を考えると、配備するのは当然だとも思える。ここまで反対するのはそれ相応の理由があるのならともかく、付近の住民の安全が保証されないというなんとも微妙な理由では議論ができない。安全が保証されないということであれば、付近の住民に限られることではないし、そもそも基地をどうすべきか、あるいはアメリカとの安保に関することまで掘り下げないといけないだろう。それを思い出したかのようにヒステリックに叫ぶのは何やらおかしいカンジがするのである。
原子力空母が日本の港に寄港するときも大いに反対運動があった。しかしその時に同時に原発の反対運動はあったのだろうか。原子力空母もの危険性と原発の危険性を考えると、空母は移動出来るだけマシだと思うのだがなあ。

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