悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

EURO2012

昨晩は眠らず、EURO2012を見てしまった。
ドイツ、オランダ、ポルトガルデンマークというのがBグループで勝ち残りは2つ。まさに死のグループである。
予想はドイツ、オランダというのが大半。しかし優勝候補にも上げられているオランダが、デンマークに1-0のまさかの敗戦。
デンマークといえば、日本がワールドカップ南アフリカ大会で勝利した国である。まあ、オランダとも戦ったわけでこの試合はなんとも言えない部分があった。オランダはワールドカップで準優勝。スナイデルロッベンファンペルシーという世界的なスーパースターを擁する超攻撃的なチームである。デンマークはその点スーパースターはイない。しかしやはりヨーロッパの強豪国の中に割りこむだけのことはある。試合は一方的にオランダに攻め続けられる展開。しかしワンチャンスをシンプルに得点に結びつけ先制。オランダは組織的と言うよりも個人技に頼るところが目立ったように思う。何度もシュートを放ち、何度もチャンスを作るが、決定的に崩したというしーンはなく、シュートも枠を外すのが多かった。
そして注目のドイツVSポルトガル戦。若い世代の台頭が著しく伝統的に国際大会で力を発揮してきた強豪ドイツとメッシと並んで世界一とも言えるスーパースターのクリスチアーノ・ロナウド擁するポルトガルである。注目しないわけがない。しかもドイツの司令塔はエジルクリスチアーノ・ロナウドとはレアルマドリードの同僚。ちなみに両チームで5人がレアルマドリードの選手がいるらしい。
この試合も緊迫したいい試合だった。予想よりもはるかにポルトガルの守備が堅く、ワンチャンスをポルトガルがモノに出来れば、オランダVSデンマークの再現になるのでは?という期待もあった。結果は1-0でドイツの順当勝ちだったが、ポルトガルの堅守が光った。一方クリスチアーノ・ロナウドらの攻撃陣はあまり見せ場がなかったように思う。常にマークされているのである程度はしかたがないかもしれないが、その中でもキラリと光るセンス、テクニックはあった。やっぱりスーパースターなのである。
こうやって見るとアジアのサッカーはまだまだだと思う。ヨーロッパ海外組が今の日本代表の中心になってきたが、それも当然かもしれない。Jリーグやアジアのサッカーとは質が違う。切り替えの速さ、当たりの強さや狡猾さはやはり質の高いサッカーの試合の経験を通じて得られるものなんだろう。

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