読み始めてからはなかなかテンポが上がらず、仕事で疲れているのか電車の中でもほとんど読まなかった。
途中からだんだんと面白くなってくるが後半になって暴走気味、ちょっとオチもいただけないと言うか、悲しすぎる。
テレビの映像は真実と誰もが思うように編集する。ヤラセ、捏造。作り手側の創り上げる真実。そういったところに視点を当てた作品だが、話のオチが本当に残念である。
ミステリーにしてはちょっとストーリーが浅いと言うか、トリックがなさすぎる。無理な感じ、強引な感じがする。ミステリーとしては弱い。違うジャンルとして読むと本当に悲しい話。
そんな印象。
- 作者: 野沢尚
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/07/15
- メディア: 文庫
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