綾辻作品にあるどんでん返しというのはなかった。殺人のシーンはオドロオドロシイが、読み終えて怖さを感じるような作品ではなかった。真相はいまいちわからないままちょっと消化不良気味。しかしいつもながらに主人公たちの心理描写が絶妙で飽きさせないところは流石と言える。
前回読んだ「緋色の囁き」が面白かったので期待値が高かったのかもしれない。
- 作者: 綾辻行人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/06/12
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 2回
- この商品を含むブログ (24件) を見る