悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

ジュラシック・ワールド

息子と見に行ってきた。
前評判は割と高く、その分期待値も高かった。
こういう場合、期待した割に面白くなかったという場合が多いのだが。
ともあれ、映画館は満員。
公開して間もなく、日曜日ということもあるのかもしれないが立ち見の人こそいないものの、空席はない。

ストーリー序盤からテーマパークであるジュラシック・ワールドの世界に入っていく。
無意味に長い前振りはなく、序盤はジュラシック・ワールドの魅力を伝えていく。
もしこんなテーマパークが存在するなら、もっと混雑するのではないかと思う。
誰もが一度は訪れてみたい魅力あるテーマパークである。

先日テレビで放映していた1作目の正当な続編という評価がうなずける。
ストーリーは1作目を強く意識したものである。
というか1作目とストーリー的には大筋では変わりなく、リメイクという気もしないでもない。
1作目の事故から22年経過し、新たなテーマパークとして順調に推移している状況。

今回は既存の恐竜よりももっと客受けするための恐竜、より大きく、より強く、より凶暴なものが求められているため、遺伝子操作により単一種の恐竜ではなく、ハイブリッド恐竜登場する。
インドミナス・レックスと名付けられた新種は暴君竜T-REXより大きく、ラプトルのような鋭いが鉤爪と器用な前足を持ち、高い知能と素早さを兼ね備えた最強最悪の恐竜。
やはり決して人間が制御できるようなものではない。

面白かった。
テンポもよく、映像は迫力満点。
小難しいことを言って批判することはいくらでも可能だが、単純に面白い映画。
日本の映画との差をあらためて感じる。
今年観た映画では一番良かったと思う。

興行的にも良さそうである。
以下ネタバレも。

恐竜の捕食シーンのアトラクション、モササウルスに餌のホオジロザメを食べさせるシーンなどは迫力満点。
映画の中の観客と同様、映画を見ている我々も楽しめるシーン。
そしてその巨大なモササウルスは登場する時間は短いものの、印象に残る。
まずはジュラシック・ワールドで働く女性の甥っ子たちが遊びに来ているが、重役でもある叔母さんは子供の相手ができない。
そこで自分の部下を子供の守役としてつけるが彼女はヤンチャな子供に巻かれてしまう。
逃げ出した翼竜に捕らえられ、モササウルスのいるプールで翼竜と一緒に食われてしまう。
なんとも残酷なシーン。
恐竜側の主人公はハイブリッドのインドミナス・レックス。
それを抑えるために登場したのが、主人公に育てられているラプトル達。
彼らの死闘も迫力あるが、どうあがいてもインドミナス・レックスにはかなわない。
そこでT-REXを放し、戦わせることに。
T-REXもインドミナス・レックスには叶わないが、なんとか追い詰め、ラストシーンでとどめを刺すのが最も巨大なモササウルスである。

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