悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

LIFE

「ナイトミュージアム」のコメディ俳優、ベン・スティラーが主演、監督、製作を手がける作品。
映画館で予告を見て少し気になっていた。
レンタル店で借りてきた。
以前はDVDを借りることが多かったが、PS3が手に入ってからはブルーレイでレンタルすることも多くなった。
ヤッパリ画質。
圧倒的に綺麗である。
ということでこの作品もブルーレイで借りてきたが、それで正解だった。
美しい風景がいくつも出てくる映画で、ブルーレイのきれいな画像で見ることで価値がある。

ストーリーは雑誌の写真管理をしている妄想癖のある主人公の物語。
独身で年老いた母と奔放な妹を支える大黒柱として真面目に働く主人公。
意中の女性にも心を打ち開かられない内向的な男である。

LIFEという世界的な雑誌の紙での出版が終焉を迎え、会社はリストラの嵐に。
世界的に有名な冒険カメラマンが最期の発行となる雑誌の表紙に使われる写真を主人公に送る。
彼は主人公の仕事ぶりを高く評価しており、誕生日プレゼントに贈り物をする。
それとともに表紙の写真に使ってくれとネガが送られてきた。
しかしそこには彼が指定した25番のネガがなく、それを探すために写真家の後を追う。
妄想のシーンがいくつも織り交ぜられているが、勇気を持って写真家を追う旅に出て、ついに彼と会うことができる。

LIFEという世界的に有名な雑誌の紙ベースの本がなくなり、彼もリストラされるが、最期の仕事を全うし、そこには強い男の顔が戻ってきた。

年代的にも共感するところが多く、ラストシーンは感動的であった。

多くを期待し過ぎるといけないが、きれいな風景と色んなシーンがあり、ストーリーもオーソドックスである。
評価はそれなりだが、悪くない映画。
ぜひとも大画面でブルーレイの高画質で見たほうがよい。
ライフ・オブ・パイのようにきれいな映像。


吹替がいただけない。
関西弁は馴染みがあり、嫌いではないが、この映画には違和感ありすぎ。
声優ではなく、コメディアン99の岡村隆史
別に嫌いではないが、あえてコメディアンを使う必要はないと思う。しっかりとした声優にやって欲しかった。

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