悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

原発は日本ではもう無理なんだな

震災関係のニュースでは原発関係の話題に非常が移ったようである。
もちろん被災地ではまだ大変な状況であることに変わりはない。
しかし福島原発の状況は予断を許さない。放射線量も半径30キロ以内では恐ろしい量であるし、もちろんその周辺も極めて高い放射線の量である。
状況はどうなのか。もちろん現場で働いている人は最大限の努力をしているとは思う。しかし状況がよくなったというわけではないようである。
炉心溶融なんて状況になれば周辺だけでなく東北地方全体が死んでしまう。もはや福島原発女川原発は閉鎖しなければならない。
原発は要らなくなったからといってすぐに閉鎖できない。その後の管理にも非常にコストも掛かる。そういったコストを考えていくと、この技術が未来の技術であるということが実は作られた幻想に過ぎないということがわかる。
COxを排出しないクリーンエネルギーなんて綺麗事で固めても一度事故が起こればどうすることもできない。それが現実。
今回の震災でいくら厳重に安全管理をしても100%はありえず、想定外の自然災害には無力である。

天災だけではない。現在の日本の原子力発電の事故は人災である。
管理する側、国、許可する監督官庁全てに責任がある。もちろん原子力発電を動かしている東電や関電の責任は重大だ。
関電は関係ないというのではない。関西電力にはおそろしい高速増殖炉もんじゅがある。
関西電力のホームページによれば、安全管理は厳重で素晴らしい技術であることを書いているが、信用できるものではない。

以下の原子炉に携わってきた人たちの論説を読むといかに原子力が厄介なものかということがわかる。
私はもともとは原子力発電反対派でも賛成派でもない。しかし代替エネルギーは必要で、そのためには原子力はやむを得ないと考えていた。

ずばりそういう仕組がよくわからず、利用しているだけの人間である。(こういう無責任な人間が都会には多い。私を含めて)
しかしながら今回の事件でこう言ったものに目を通すと、これは日本人の手に負えるものではない。日本人だけでなく人類にとって手に負えるものではない。
核分裂という現象を発見し、それを利用しようとした試みが始まったときにすでにパンドラの箱が開けられてしまったのかもしれない、とも思える。
iam-t.jp - このウェブサイトは販売用です! - 原発 日本 素人 いいかげん びっくり デザイン フランス プルトニウム リソースおよび情報
元GE技術者・菊地洋一さん講演

Copyright ©悪魔の尻尾 All rights reserved.