悪魔の尻尾

みなさ~ん、元気にしておりますか?

ワールドカップ決勝

勝戦は生では見ずに録画をゆっくり見た。
スペインが勝ったことはニュースで知っていたが、エキサイティングな試合を期待していたにもかかわらず、違う意味でのエキサイティングな試合になってしまった。ネットで試合結果を見るとイエローカードが14枚という荒れた試合なんだなということは分かっていたが、実際に録画を見るとそれ以上に荒れた試合だったことがわかる。通常の試合、グループリーグでの試合ならいったい何人が退場処分になっていたことか・・・。14枚でも押さえ気味だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100714-00000793-reu-spo
オランダもスペインも勝てば初優勝ということで勝ちたい気持ちはすごく強かったんだろうけど、スポーツである。ルールというものに則って行うものである。もちろん相手が怪我しようがそんなことは気にしないなんていうやり方自体あり得ないことだし、そういう可能性があるプレイはハゲしく排除すべき。デヨングの足の裏を向けて胸を蹴ったプレーは許されない。スペインも汚いプレーが目立ったが、オランダのラフプレーの方がひどく、相手のラフプレーに対しての不可抗力的なファウルと思いたい。
オランダの一部の選手が審判にスペインよりの笛だったと批判していたが、それはお門違いも甚だしい。むしろオランダよりだったのではと思う。オランダは勝つための現実的なサッカーをしたらしいが、こういうサッカーが勝つためのサッカーというなら、日本対パラグアイの試合を最もつまらない試合といったサッカー先進国の人に問いたい。決勝はどうだったのかと。かなり見苦しい試合だったと思う。もちろんところどころに魅せるテクニックは素晴らしいものがあったが、それをフイにするほどの汚いプレーが目立った。決勝まで警告3枚の割とそういう意味ではキレイなスペインも決勝だけで4枚のイエロー。実際にはきちんとしていればその倍位はあったかも知れない。オランダもしかりである。退場者が2,3人出ていたような内容。
それにしても前回の決勝もMVPにすでに選ばれていたジダンが頭突きで一発退場という後味の悪さだった。今回も結果だけ見れば、延長線にもつれる熾烈な闘いだったが、内容は価値のない試合だった。ファウル続出だし、決定的チャンスも極めきれなかったし。両チーム共に。
ブラジルももう少し冷静にやっていれば、おそらく決勝戦に残っていたと思うが、彼らは自滅してしまった。ドイツも自分たちのサッカーをしっかりやれば勝てる可能性は高かったが、決勝のオランダのようなサッカーをやってしまった。そういう意味ではスペインはグループリーグで負けたスイス戦も含めて自分たちのサッカーをし続けたとも言えるかも知れない。わずかに8得点という史上最低の得点の優勝チームとなってしまったが・・・・。ただそれ以外のデータはやはり優勝チームにふさわしいかも知れない。ボール支配率やパス、シュート数などはいずれもトップだったと思う。(もちろんブラジルがいればブラジルが上回る可能性が高いが)
ヨーロッパ勢、フランスやイタリアといった実力があるとされるチームがグループリーグで無様な姿だったが、結局はヨーロッパ同士の決勝。やはりヨーロッパは強いということがわかる。南米も強い。アルゼンチンがああまで無様に負けてしまったり、ブラジルが知能レベルが低い集団みたいに自滅したりしたが、ウルグアイパラグアイといったチーム、チリ、メキシコなどやはり強さが際立っていたように思う。
次回はブラジル大会。どこが優勝するにしてもいい決勝戦を見てみたい。
日本もさらにレベルアップしてほしいね。

Copyright ©悪魔の尻尾 All rights reserved.