悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

アバター

アバターを見に行ってきた。
女房と子供と・・・

子供とはよく映画を見に行く。
家で一緒にDVDも見たりする。
女房とは少し趣味が違うが、息子とは結構あっていたりする。

話題のアバターである。
タイタニックジェームズ・キャメロン監督である。

でかくて青い体である彼らは人間とは全然違うので、とっつきにくいキャラクターだが、ストーリーが進むにつれ、彼らを応援したくなる。
にっくき人間をもっとやっつけてやれ!って思うのである。
息子は動物や恐竜などが大好きである。
だから動物たちを虐待するような映像は非常に悲しむのである。
その割には人間に対して妙に薄情なところがある。
数年前、キングコングの映画を見てオイオイと大泣きした。
何にも悪いことをしていないキングコングが人間の都合で連れてこられて、都合が悪くなって殺されてしまう。
そういう部分を見て、人間はひどすぎる、コングが可愛そう過ぎるというわけである。

話が大分それたが、アバターは良かった。
映像はすごいけど、ストーリーはいまいちという前評判だったが、私的にはストーリーは感動的だった。
傲慢な人間に対する警鐘のような部分もあり、何かを訴えかけてくるところもあった。
作品としてはマトリックスのようなところもあり、風の谷のナウシカのようなところもある。
自然と共生する先住民のナヴィと掠奪者である人間。
体が大きく、野蛮な雰囲気の先住民である彼らだが、実は無意味な争いや殺戮はしない。
彼らの文化がある。それを理解できない人間。
一方地球を彼させてしまった人類。そして他の星へ人間の都合で破壊が始まる。


映像はやはり最新の技術ということで出来栄えは良い。
ファイナルファンタジーなどの映像が嫌いでない人、ゲームの画像が嫌いでない人ならすんなり受け入れられると思う。

一方、そういうのが好きでない人にはつまらない映画に思えるかもしれない。
でも映像が最初は受け入れられなくてもじっくりストーリーを味わってもらいたいと思う。
映画を観終わる頃にはきっと好きになっていると思う。

私には終盤、涙ウルウルもので大変良かった。

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