悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

ブラック会社に勤めているだが、もう俺は限界かもしれない

昨日Amazonプライムビデオで鑑賞。
IT業界の闇、3次下請けの業者。
元、引きこもりの主人公が母が交通事故でなくなったことをきっかけに働くことを決意する。
しかし高校中退=中卒で職歴もなし、仕事は見つからない。
それでようやく見つけた会社が問題の会社。
そこにいる社員たちの個性の強いこと。
まあ、あんな職場にしがみついているのがよくわからないが、自分が同じ立場だったら果たしてすぐに辞められるかどうか。
登場人物で最もひどいのはリーダー。そしてその腰巾着であるガンダムオタク。
経理のクソババアもかなりのもんだが、まだマシか。
可愛そうなのは気弱なワキガ。
そんなところに派遣社員とは言え、あんな素敵な女性が来るだろうか。
それと「できる男」の田辺誠一があの会社にいる理由がない。
最後になぜこんなクソ会社にいるのか理由が判明するが、そのあたりは映画だなと思うところ。

結局一番悪いのは社長。社長があんなクソリーダーに仕事を任せてるのがおかしい。

あの職場のどこがブラックなのか。
仕事の激しさ、労働時間の長さももちろんだが、一番の悪い点は人間関係。
あの「リーダー」はありえない。
品川演じるリーダーとは仕事なんて一緒にできない。
人間性がワルすぎる。
裏表はありまくるし、不正はする。しごとはしない、出来ない。
口から発する言葉は「馬鹿」ばかり。

結局はこんなのをリーダーとして据えている社長が最も悪いのだが・・・。

エンディングを見て、ブラック会社を擁護しているようにも見えなくもない。
結局この映画が描きたかったのは何なのだろうか。

娯楽として見るには良いが、お笑い映画でもないし、メッセージ性もあるとするなら内容はちょっと厳しいと言わざるをえない。


電車男のようにネット、2chの書き込みから始まった話であるが、電車男のほうがかなりよく出来ていると思う。

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