3年ほど前から話題になっていた電子書籍。
今年は本格化すると言われながらも業界の足並みをそろえることができず、出版社も危機意識は持ちながらも推し進めるまでにはならず、電子書籍は「自炊」というこれもガラパゴス的な方向で伸びていくんだろうかと思っていたりする。
それまでに電子書籍を読むためのデバイスは進化し、選択肢も増えてきた。
以前はiPadしか選択肢がなかったが、7インチタブレットや10インチタブレットが多数あり、また純然たる電子書籍リーダーである、KoboやKindle Paper Whiteなども出てきた。
あるいはタブレットではなくスマホも大型化し、5インチのスマートフォンならそれなりに快適に文書が読める。何より軽い。
しかしリアルな本と違って不安な点もあり、それを補うだけのメリットがユーザーに感じられないところが問題なのだろう。
安くて手軽に買えるのであれば良いが、著作権保護のためにユーザーの利便性を損ない、価格もメリットがない。
電子書籍は端末に持ち運べないほどの大量の本を格納することができ、そこが最大のメリットだと思う。しかし閲覧性はまだまだ良くない。大量の本を持っていても、何冊も本を並べて比べるなどの使い方は端末1台では無理だ。また中古販売できない、友人と貸し借りができないなど電子書籍にはデメリットも有るわけである。
にもかかわらあず、価格にはメリットがない。
海外ではAmazonを中心に電子書籍のシェアは上がっているらしいが、日本ではまだまだ。
特に雑誌はひどいような気がする。
品揃え、価格はもちろん、内容も紙媒体の本と違っていたりするものもあるらしい。