悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

プリントゴッコ

http://www.riso.co.jp/release/20110920.html

実は私も持っていたのである。大ゴミの時に捨ててしまったのか、探せば出てくるのかちょっと覚えていないが、長い間全く触っていない。
この商品を手に入れたときはまだカラープリンターなんてそれほど普及していなかったように思う。しかしこいつを買ってから使ったのはわずか2シーズンだった。年賀状を作ったが、結構面倒くさい。そして出来栄えも決していいものではない。コストも掛かる。今から思えばいいところなしの商品。唯一、デジタルモノに弱い人でも感覚的に理解できるので、作業として楽しめればいいかな?という感じ。手作り感もあるしね。

プリントゴッコを買う前はワープロで作っていたもんだ。熱転写プリンタが搭載されているワープロで。当然黒1色で殺風景な漢字は否めないが、一度デザインを決めれば後は機械がやってくれるんで楽だった。友人から来る年賀状が結構プリントゴッコ出作成したものが多かったようで、その影響を受けて買ってしまったのかもしれない。

残念ながらカラーインクジェットプリンタを手に入れてからは使わなくなった。当然といえば当然の成り行きかもしれない。最近の若い人ならプリントゴッコの存在すら知らないと思う。カラー版画みたいなものと思っていただけるといい。光熱で変化するスクリーンを利用して原盤に光を当ててスクリーンに穴を開け、その穴からインクをしみ出させるという方式。光源は昔のポラロイドカメラなんかで使っていたフラッシュと同じく一度強い光をピカリとやると使えなくなるもの。当然スクリーンも使いきりである。それどころか印刷するのもその時にまとめてやっておかないと、インクが固まって使えなくなる。出し忘れた人から年賀状が来ても後から印刷という訳にはいかない。


懐かしいと思う反面、まだあったのかという気もする。とっくに商品としての市場価値は失われている。未だに使っている人とかいるんだろうか?

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