悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

クリスマス・イヴ

今日はクリスマス・イヴである。別に日本では特に祝うような習慣があるわけではないが、若いカップルを中心に一年で最も貴重な一日だそうである。思い起こせば私にもそんな時期があったのかもしれない。バレンタインデーといい、クリスマスといい、本来は宗教色があってもよさそうなものだが、日本においてはそんなことはまったく関係ない。若いカップルを眺めながら、楽しそうにも見えるが、そうでもないような気もする。何よりも意外だったのは多くのカップルがいたが、カップルでない人たちも多かったこと。男性も女性も。考えればメディアが言うほどクリスマス気分で盛り上がっているというわけではなさそう。ある意味冷めている。
もう子供たちもサンタクロースを信じる歳でもないので、プレゼントもいらないと思っていたが、まあ、期待していない子供に上げるのもいいだろう。女房は娘に本を、私は息子にゲームソフトを買ってあげたことにした。先日買ったWiiスポーツリゾートはすでにクリスマスプレゼントでもなんでもなく、私と娘で遊んでいるし。
それにしても今日の仕事帰りは多くの人で溢れかえっている。ショッピングもままならないほどレジが混雑している。ヨドバシカメラでゲームを買おうとしたが、あまりの長蛇に諦め、帰りの難波へ向かう。
難波の旭屋で女房に頼まれていた娘の本を買う。クリスマスプレゼントの包装をしてもらう。そのための待ち時間は10分くらいかな。店員さんがてきぱきとプレゼント包装をこなしていた。ひとつひとつ丁寧に包装するので時間がかかる。やっぱり日本のサービスはこういった所は世界一だと思う。やれ日本のサービスは生産性が低いだの言いうが、最も消費者がうるさい国でもあるのでサービスの質が最も高いと思う。丁寧な包装をしてもらったので、思わず「ありがとう」とお礼を言っていた。
息子のゲームソフトを買いに、難波のヤマダ電機へ。ヨドバシよりは空いているなあ。と安心したら、別のところに並ばされた。やはりレジを通るまでに15分ほどかかった。それでも梅田のヨドバシよりはましかも知れない。

我が家では子供たちも女房も私も特にケーキが好きでもないので、毎年ケーキを食べていたが、今年はなし。代わりにスーパーで買ってきたピザとサラダで私はビールを飲んだ。子供たちもピザやお菓子を食べ、TVで放映しているマイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」を見た。何も無いクリスマス。ささやかだったけど、まあほのぼのとしたクリスマスだったかもしれない。

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