悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

エンダーのゲーム

女房と息子は「キャプテン・アメリカ ウインターソルジャー」を見に行った。
最終日だったが、ガラ空きだったらしい。
私はその頃は仕事。この作品はレンタルでもして見てみようと思う。
さてレンタルビデオで私が見たいと思っていた清州会議を借りてきてくれたが、それ以外にもハリソン・フォードが出演している「エンダーのゲーム」を借りてきていたので見た。
主人公は少年。どこかで見たことがあると思っていたが、思い出せない。
調べてみると「ヒューゴと不思議な発明」の時の子供である。
今回はあの頃よりもうずっと成長していて、少し小憎らしい感じもある主人公エンダーを演じていた。
この作品、SF小説としては本格的なものらしく、日本でいうところの大きな賞を2つ同時に受賞したらしい。
それだけ注目度の高い作品なのだが、映画としては失敗作。
ともあれ、作品を見てみた。
途中まではなかなかいい感じだったが、色々と説明不足で消化不良な映画。
昆虫型宇宙人の侵略を守るために徹底的に叩きのめし、昆虫型宇宙人を絶滅させるということが果たして良かったことなのかどうかもわからない。
未知の敵に対する作戦で才能のある軍人を要請するためのエリート教育。子供の頃からその才能を見つけて育てる。
主人公のエンダーは才能溢れ、異例のスピード出世を果たすが、はたして地球の全兵力の指揮を任されるというのも?だが、シミュレーションと偽って本番の戦争の指揮を取らせるというのもなんだか納得がいかない。
原作を読んでいないのでなんとも言えないが、かなりの長編大作らしく、おそらく原作の愛好家からは批判が相当に出たものと思う。

映像は綺麗であり、無重力空間での訓練シーンなどは良かったが、子供の訓練と地球を侵略しようとする宇宙人との戦いというのがあまりにも違和感がありすぎ。
エヴァンゲリオンガンダムなど子供が軍事の最前線に断つようなアニメはたくさんある。
しかしそれはアニメ。エヴァンゲリオンの原点という声もあるが、この映画は端折りすぎて何を表現したいのかよくわからなかった。

何かと残念である。

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