悪魔の尻尾

みなさ~ん、元気にしておりますか?

アバター ウェイ・オブ・ウォーター

Diseny+で視聴しました。
息子も見るかな?と思っていたのですが、長い映画で他にしたいことがある(多分ゲーム)のため、一人で見ました。

大ブームとなった1作目は3D作品として劇場にも行きましたし、レンタルDVDが出たときも借りてきてみるなど、印象深い作品です。
実写ではないのですが、CGというだけでは片付けられないクオリティです。
もう14年も前の作品で、タイタニックという大ヒット映画の後に作られた超大作。
3D動画というものがどれくらいのクオリティなのかという点でも、3D動画のシンボル的な作品だったと思います。

 

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初代アバターはとても良くて、個人的には推しの作品の一つですが、続編を出すタイミングとしては13年は長すぎますね。
実はもっと早いタイミングで公開する予定がコロナ禍によって5年ほどの遅れが出たらしいのです。
5年早かったらヒットしたかどうか?というのもわかりませんが、タイミングとしては遅きに失したと感じます。
というわけで興行収入的にはとても残念な結果で、キャメロン監督はさらなる続編でシリーズ化も構想していたようですが、どうもそのあたりの話は立ち消えになりそう?

ともあれ、ヒットするかどうかは様々な要因がありますが、この映画がつまらなかったのか?というと全然そんなことはなかったです。
途中で過去のストーリーを思い出してきて、感動がぶり返しそうになりました。

物語の方も前作の続きにはなりますが、時間的には10年ほど経過したところからのスタートとなります。
主人公のジェイク・サリーは惑星パンドラの原住民ナヴィの女性ネイティリと結ばれて4人の子の親として生活しています。
長男ネテヤム、次男ロアク、末娘のトゥクの3人は二人の間の子供ですが、グレース・オーガスティンの娘であるキリも養女(長女)として一緒に生活しているのです。
前回の戦いでナヴィたちに敗退した人間はパンドラから引き上げるものもいれば、ナヴィとともにパンドラで暮らすものもいます。
しかし、この平和は続かず、再び人間がこの惑星に襲いかかるのです。
ジェイクは、人間から狙われる理由は自分が元人間であるため、その報復のためと考えるのです。
そして家族の安全を第一に考えるジェイクは家族を連れて森を脱出。
海の民の元へ身を寄せます。
前回死んだはずのマイルズ・クオリッチ大佐はナヴィとして生まれ変わり、ジェイクへの復讐に燃えるのでした。
優秀で家族思いで親からの信頼も厚い長男ネテヤム。
そしてちょっとひねくれていてトラブルメーカーでもある次男のロアク。
長女のキリは養女で、なかなか他のナヴィたちと溶け込めないところがありますが、不思議な能力を持っています。
末娘のトゥクはまだ幼く親にも甘えていたいところです。
そんなジェイク家は森の民から海の民へと変わる中で様々な苦難を乗り越えていくものの、やはり心配していたようにクオリッチ大佐に見つけられてしまうのです。
圧倒的な武器を持ち、ナヴィの肉体を持つ人間たちにジェイク一家は生き残ることができるのかという内容です。


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192分にも及ぶとても長い映画です。
こんなに長いのですが、素晴らしい映像と感動的なストーリーで私はガッツリと持っていかれました。
実は初代作のアバターも、面白いと聞いていたのですがどうもあの青い色の体と独特の顔立ちのナヴィに馴染めず、どうしようかと思っていたのです。
知り合いに是非見てきたほうがいいよと言われなかったら見に行かなかったかもしれません。
ところが見ていると最初に感じた違和感がすぐに無くなり、ジェイクがとてもいかした男であり、ネイティリがチャーミングな女性に見えてくるんですね。
今回もかなり長い間見ていませんでしたので、3時間以上の長い時間の映画を見るのを少しためらいがありました。
しかし見始めるともうこの映像に惹かれたという点、ストーリーにも引き込まれていきました。
出来栄えはとても良い映画なんですね。
でもこれだけの大作となると、興行収入が前作を大きく下回ってしまっては、失敗と言われるわけです。
製作費も400,000,000ドルととんでもなく巨額です。
世界が相手の映画ですから、全世界の興行収入になるととんでもない収益を記録しており、決して赤字(失敗)ではないのですが、評価は厳しいですね。

ちなみにマーベル作品に加えて、アバターシリーズもディズニー傘下になりました。
ディズニーは巨額の資本を持っているので、よりクリエイティブな作品が作成できそうにも思えますが、それ以上に失敗できない作品づくりになり、面白みのない作品が増えているという批判もありますね。
ある程度収益の見込める作品、続編ばかりになるという批判もあながち間違っていません。
え?これって製作委員会方式の邦画に対する批判と同じような気がしますね。



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