悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

奥様は取り扱い注意! 劇場版

テレビドラマは何度か見ていました。

人気があったのが、映画化されたものです。

さすがに劇場にまで行ってまで、見ようとは思わないですが、プライムビデオにありましたので、見てみました。

映画の概要

2021年日本

監督    佐藤東弥

脚本    まなべゆきこ

原案    金城一紀

上映時間 119分

興行収入 11.9億円

 

キャスト

伊佐山菜美(桜井久美) 綾瀬はるか

伊佐山勇輝(桜井裕司) 西島秀俊

矢部真二        鈴木浩介

岩尾珠里        岡田健志

坂井洋子        檀れい

五十嵐晴夫       六平直政

浅沼信夫        佐野史郎

神岡恭平        鶴見辰吾

あらすじ

過去に公安の手先として伊佐山とともに極秘任務に当たっていた菜美。

頭部を撃たれたものの、致命傷ではなかったのですが、記憶を失ってしまいます。

伊佐山は菜美と夫婦となり、彼女を監視。

記憶が戻った時に、公安に従わないなら、存在を抹消せよとの厳命を受けます。

菜美は久美と名を変えて、伊佐山と幸せな夫婦生活を送っていました。

伊佐山が赴任したのは、珠海市という海のきれいな街。

しかしここで背後に利権とマネー・ロンダリングの絡んだ巨悪の存在があるため、それを突き止めることが伊佐山に課せられた任務。

記憶の戻っていない奈美(久美)も連れていきます。

独り身の男よりも妻帯者のほうが、目立たないと判断したためです。


久美は主婦として夫に弁当を作り、帰宅を待っているという生活にもなじんできています。
この珠海という街も海が綺麗で、魚も美味しいのですが、ここに新エネルギーであるメタンハイドレートの発掘プラントの建設が持ち上がっていました。
推進派の現市長と反対派の地元民で次の選挙での争点となっています。
しかし、反対派は不当な暴力を受けたり、事務所が荒らされたりと散々な目にあいます。

伊佐山はロシアの裏組織の関与と、メタンハイドレートには将来性がないことを突き止めます。
しかし、彼らの目的はお金の浄化や利権にあるのです。
伊佐山たちはどうなるのか?

 

感想

綾瀬はるかさんのファンが見る映画かな?と思います。
ストーリーも映画の作りも、割と陳腐な感じがします。
でも綾瀬はるかさんが出ているので、それだけでいい~!という人にはたっぷりと楽しめるんじゃないでしょうか。
テレビドラマに出ていた近所の若奥様連中との絡みがないので、面白みには欠けます。
ドラマはそういった点が結構笑いの要素があったりしましたからね。

メタンハイドレートという新エネルギーの開発プラントというのが相当胡散臭く、そしてその取り巻きたちの存在もものすごくチープな感じでした。
これが日本映画なのか?と思うとちょっと残念な描き方ですが、予算がないので仕方がないのでしょう。
綾瀬はるかさんのアクションシーンは素敵ですが、やっぱりお金がかかっていない。
ハリウッド並みとはいかなくても、ワイヤーアクションや派手なスタントなどを使えばもっと良い絵が作れただろうにと思います。
そのチープさが演技にまで伝染してしまっているのか、モブキャラたちの演技はかなりひどいなあという気がしますね。
これは役者の問題というよりも制作側の問題だと思うんですけどね。

 

綾瀬はるかさんは、天然キャラとして存在感があり、なんだかちょっと鈍臭そうに思えたりしますが、実は運動神経がよく、陸上選手としても有望だったと言われています。
そんな綾瀬はるかさんのアクションですが、格好いいですね。
もっとお金(時間)をかけて作り込めば遥かに素晴らしい絵が撮れたことだと思います。

 

 

 

 

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