マーベルの話題作「シャン・チー テン・リングスの伝説」。
劇場では見れなかったのですが、動画配信で視聴しました。
妻と息子は劇場で見たらしく、若干悔しい気もしますｗｗｗ。
「アベンジャーズ エンドゲーム」の後の世界のお話。
世界の半分の人がいきなりいなくなったりすることが現実としてあり得ると言った世界ですね。
概要
監督 デスティン・ダニエル・クレットン
脚本 デヴィッド・キャラハム
公開 2021年、アメリカ
上映時間 132分
興行収入 432,230,000ドル
キャスト
シャン・チー（ショーン） シム・リウ
ケイティ オークワフィナ
シュー・ウェンウー（マンダリン）トニー・レオン
ウォン ベネディクト・ウォン
イン・ナン ミッシェル・ヨー
シャーリン メンガー・チャン
イン・リー ファラ・チャン
あらすじ
サンフランシスコのホテルの駐車場係で働くショーンと友人のケイティは通勤中のバスで暴漢に襲われます。
単なるチンピラではなく、戦闘訓練を受けた者たちです。
ショーンは幼い頃に武術の訓練をしており、彼らをなんとか撃退します。
自身の妹に危機が迫っていることを察知したショーンは、マカオへ飛び立ちます。
友人のショーンの過去を知らないケイティは彼を問い詰め、本名はシャン・チーであるということがわかりました。
ケイティは彼に強引についていきます。
マカオでは裏闘技場に行くことになったシャン・チー。
バスでの格闘で一気に有名になってしまったため、いきなり彼はマカオ切手の暗殺者と言われる妹のシャーリンと戦わされることになります。
そこへ登場したのがまたしても闇の戦闘員たち。
闇の戦闘員たちはテン・リングスと呼ばれる暗殺者集団で率いているのは父のウェンウーです。
ウェンウーは嫡男のシャン・チーを暗殺者として鍛え上げ、初めて任務を言い渡したのですが、シャン・チーは殺し屋になれず逃走しました。
そのため、妹のシャーリンへの監視は厳しく、逃げ出した兄を恨んでいるのでした。
父は二人の子供たちを連れ戻すために部下に命じたのでしたが、目的は彼らが身に着けている母から送られたペンダントでした。
ペンダントには大いなる力のヒントがあると信じているです。
ウェンウーは若い頃から圧倒的な武力を持っていました。
腕に10のリングを嵌めており、そのパワーによって歳を取らず、超人的な能力を持ち合わせているのです。
長らくテン・リングスを率いて暗殺によって裏社会に君臨し続けているのでした。
ウェンウーは魔法を持つ村、ターローを襲いますが、そこに立ちはだかったのが、イン・リーでした。
互いに惹かれるものを感じたのか、恋に落ち、二人の子供を授かったのが、シャン・チーであり、シャーリンなのです。
ウェンウーには亡き妻の声が聞こえるのでした。
そしてターロー村のある場所には彼女がいると信じているのです。
シャン・チーたちは信じることができず、父が行うことに納得できません。
しかし抵抗できず、シャン・チーたちは地下牢へ幽閉されてしまうのでした。
地下牢にはかつてマンダリンを演じていたトレヴァー・スラッタリーがいました。
彼とともに地下牢から脱出を図ります。
不思議な動物のモーリスと心を通い合わせるトレヴァーは、モーリスの導きによってターロー村へ行き着くことができました。
そこに待ち構えていたのは村を守るイン・ナンでした。
彼女はシャン・チーたちに悪意がないことを知り、また悪意のあるウェンウーが行おうとしていることに危惧を抱きます。
テン・リングスの軍団がターロー村に襲いかかります。
戦い合うものの、彼らはついに封印していた壁を開いてしまうのでした。
異世界からソウルイーターたちが襲いかかります。
ボスであるウェンウーもソウルイーターに殺されてしまうのです。
テン・リングスのメンバーたちも事態をようやく理解し、ターロー村の戦士たちと協力して戦うのです。
感想
これまでのMCU（マーベル・シネマティック・ユニバース）とはちょっと異質な感じです。
妻と息子は劇場で見てきて、私が視聴する前から、色々吹き込んでくれました。
ヒロインがきれいじゃないとか、ヒーローが格好良くないとか。
確かにこの主人公のシャン・チーを演じているシム・リウは二枚目、ハンサムというタイプとは程遠いです。
しかしそのアクションは「ほんまもんや～」という感じで、若き日のジャッキー・チェン以上の動きをしている気がします。
映画のストーリーはこれまでのMCUとは少し違う話ですが、「アイアンマン３」でのテロ組織のボスであるマンダリン本人が登場しますし、彼を演じていた役者も登場します。
このあたりがこれまでのシリーズを見てきた人には嬉しい点。
しかし初めて見る人もストーリーについていけないということはなく、またアクションシーンが本当に素晴らしいので、見どころはたくさんあります。
冒頭の父親であるシュー・ウェンウーと母親のイン・リートの出会いも素晴らしいアクションです。
なんと言っても前半のバスでの格闘シーンはすごいの一言です。
バスの乗客が思わずライブ中継でYouTubeにスマートフォンでアップするなど、現在の時代を反映しています。
主人公のシャン・チーがすごいのはお約束なのですが、彼の妹のシャーリンもすごい達人で、マカオでの二人の格闘シーンもとても美しいですね。
格闘場で戦わされるシャン・チーは新人ながらいきなり大物（妹）と闘うことを強要されるのですが、YouTubeで「バス・ボーイ」としてすでに有名人担っているためですね。
マカオでの闇格闘場では「インクレディブル・ハルク」に登場していたアボミネーションと「ドクター・ストレンジ」に登場していたウォンとが戦います。
ただし、二人は仲間なので「ヤラセ」ということになりますけどね。
格闘場での戦いに乱入してきたテン・リングスの部下たちですが、マカオのビルの足場での戦いは見事というかすごいというか、目が離せません。
シャン・チーを演じるシム・リウという俳優さんのことは何も知らなかったのですが、身のこなしなど、アクションスターとしてこれからも活躍が期待できそうですね。
２時間を超える映画ですが、展開も大きく変わりますし、テンポも良いので中だるみするようなところがありません。
終始目が離せない映画で、映像を存分に楽しんでもらえればよいかと思います。
