たった今帰宅したところです。
明日も仕事、ちょうど昨夜途中まで書いていたいものがあるので、それをちょこっと追記しての投稿となります。
映画が好きなので、一日に複数の映画を見るということもあります。
しばらく見ていないと、見たくなるということも。
ハリー・ポッターはシリーズを通して、だいたい劇場で見ています。
またテレビやレンタルなどでも何度か見ていますね。
戦争映画は、あまり好きではないのです。
あえて息子と一緒に見ることもあります。
私自身が「戦争を知らない子供たち」ですから、何も言えることもありませんが、若い人たちにも戦争の不毛さと厳しさというものをこうした映画を通して理解してもらえればと思うのです。
映画の概要
監督 クリストファー・ノーラン
脚本 クリストファー・ノーラン
製作国 イギリス、フランス、オランダ、アメリカ
公開 2017年
上映時間 106分
製作費 100,000,000ドル
興行収入 527,268,000ドル
あらすじ
1940年。
第2次世界対戦の初期、ドイツ軍に押しまくられる連合国。
実際にヨーロッパはドイツに全て抑えられてしまうのも時間の問題と思われている時期のことです。
フランスの一番北にあるところ、ダンケルクでドイツの軍勢をなんとか抑えていたのですが、抑えきれず、イギリス軍兵士たちを本国へ引き上げることになります。
主人公のトミー二等兵は命からがら単身でダンケルクの海岸にたどり着きます。
そこで知り合ったギブソンと名乗る兵士とともに負傷兵を保護して救命艇へ乗り込むのですが、そこで攻撃されて命からがら浜へ逃げ帰ります。
一方イギリスでは、次なる作戦のために、救助に向かう軍船はなく、民間に協力を求め、民間船がダンケルクへ向かっているのでした。
ドーソンは息子のピーターとともにダンケルクへ向かいます。
イギリス空軍のファリアとコリンズたちの隊はダンケルクでの撤退に攻撃を加えるドイツ空軍を抑えるため、出撃する。
トミー、ドーソン、コリンズといった陸、海、空の三軍でそれぞれの戦争が描かれる。
感想
アカデミー賞8部門ノミネート、3部門受賞です。
賞をとる映画が必ずしも面白いというわけではないですが、この映画はまずまず良かったです。
このような歴史の背景のある戦争映画というのはだいたい長くなりやすいのですが、シンプルに纏めていたのか、ダレることなく見ることができました。
戦況が芳しくない、連合軍であるイギリスとフランス。
イギリス軍の兵士たちは、本国へ帰還できるかどうか、兵員を輸送する船の到着を待つというのがメインの話です。
前線での死闘や華々しいドッグファイトを期待する映画ではありません。
まあ、多少はあるのですけどね。
生きて帰国すること。
戦果はありません。
命からがら逃げ帰り、喜びを感じるものもいれば、逆に国に帰ることに屈辱を感じる兵士もいます。
しかし、年寄りたちが始めた戦争で多くの若者を失った、あるいは戦地へ向かわせていることに、責任を感じている人もいるのです。
フランスは早々にドイツに蹂躙されています。
イギリスも手痛い攻撃を受けました。
しかし彼らは同盟国なのです。
ヨーロッパの連合国が描く戦争映画では、常にドイツは悪者であり、この作品もドイツは加わっていません。
ドイツが描くと「Uボート」のような映画になります。
メッサーシュミットとスピットファイアのドッグファイトというのも一つの見ものですが、海へ目を向けると序盤の第二次世界大戦はドイツのUボートによってことごとく連合国軍の船は沈められていたのです。
この映画でも強力なドイツ軍の前にやられっぱなしの連合国軍が描かれています。
戦争に至るまでのあれこれはこの映画には描かれていませんが、戦争の不毛さはよくわかります。