悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

衆議院選挙

今回は投票率が上がるのかと思っていましたが、全然上がらなかったみたいですね。

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悲しいのは若い人たち投票率の低さですね。
今回も若者の投票率は上がりません。

諦めに似た境地なのか、誰がやっても一緒だし、入れる候補がいない、入れる政党がないというのが本音でしょう。

それは若くもない私達の世代も同じなんですけどね。
それでもやはり投票を行うと言う行為が大事だと思っているので、私は自分が納得できない結果になろうとも、毎回投票所に足を運んでいます。

毎度のことながら、我が地区の選挙戦は本当に情けないというか、組織票の強さを思い知らされるばかりです。

 

仕事から帰宅したら、開票が始まり、開票率が数%で当確が出ると言う不思議をいつも感じながら見ています。

出口調査等で、ある程度正確な票読みができるため、開票してすぐに分かるところもあるんですね。

逆に考えると、、巨大な票田をガッチリと握っている大物議員やその票田を受け継いだ2世3世は、圧倒的に有利な状況で選挙戦を戦えるのですよね。

過去を思い出すと、「平成」で有名になった小渕元首相が脳梗塞で亡くなり、その後、父の跡を引き継いだ次女の小渕優子さんは「神輿」として後援会に担ぎ上げられ、ぶっちぎりで初出馬初当選を果たしました。
組織票の力は恐ろしいものですよね。
初当選当時26歳。
若い議員ですが、若さあふれるのは本人の年齢のみで、彼女が何かを成し遂げたということもなく、気がつけば中年のおばちゃんになっています。
政治について理想があるわけでもなく、後援会の会長の傀儡。
そこには様々な利権があるのでしょう。
大きな問題になっていないのは巧妙なのか、えげつなくやっていないからなのかわかりませんが、「国民」を向いているとは思えないですね。

世襲議員ばかりで閉塞感が漂っています。
小選挙区制を導入し、オセロの駒を一気に裏返すことができるようになり、政権奪取したものの、素人政権がひどすぎて、「もう民主はいらん」と言う流れが生まれます。

そのおかげなのか、安倍政権が長らく続きました。
民主政権がひどすぎたために、それほど大したことをしていない安倍政権が、素晴らしく見えたのですが、それも数年すぎればメッキも剥がれてきます。
確かに株価は上がり、失業率は下がるなど経済の一面は回復したように見えますが、国民(ここで言う国民とはピラミッドの下の方の代位多数の庶民のことですが)、には還元されず、結局の所、貧富の差を拡大しただけです。

決して安倍政権が良かったわけでもないのです。
しかし、「あの民主よりはマシ」ということだったのですね。

でも、長く続きすぎると汚れてしまうというか、汚い部分ばかりが見えてきた晩年。

そして追及の手が厳しく、かつコロナ騒動、東京オリンピックの延期、という危機的状況の中で、放り投げた人なんですよね。
2回目です。

そんな安倍さんもやっぱり議員としては圧倒的な基盤をバックにすんなり当選しますし、もうひとりの大物、放言失言の麻生太郎さんも言わずもがなです。

さて、今回の選挙で、明日の朝になればすべて確定しますが、自民が議席を失ったとはいえ、安定与党であることは変わりなく、政治も大きな変化はないでしょう。

今回の選挙結果を受けて、岸田首相は、ますます長老の顔色をうかがいながらの運営になるのでしょう。

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