晩御飯をちょっと食べすぎてしまった気がします。
妻が作ってくれた豆腐のお鍋、そしてサバの煮つけ、買ってきた焼き鳥、母からもらった松茸ご飯といちじく、これらを全部食べたのです。
美味しかったのでついつい。
韓流ドラマに限らず、ドラマはあまり見ないのですが、妻は「ホテル・デルーナ」というドラマにハマっているみたいです。
そんなわけで、最近、夜は妻とU-NEXTでホテル・デルーナを見ています。
死を迎えた人間が、あの世にいかずにこの世に魂を残したままの状態。
そんな人達の心を癒やし、あの世へと旅立つ前に滞在するホテルがホテル・デルーナ。
このホテルの社長がチャン・マンウォルという女性で、主人公になります。
そしてもうひとりの主人公がホテルの支配人であるク・チャンソン。
マンウォルは数百年前に盗賊として生きてきた女性ですが、死ぬこともできず、このホテルの社長として長い間生きています。
彼女以外にもホテルのバーテンダーを務めるキム・ソンビや客室長のチェ・ソヒ、そしてフロント係のチ・ヒョンジュンなどがいます。
彼らもみんなこの世の人間ではなく、ホテルの外に出ることはありません。
もちろん、全然歳はとらないのです。
唯一歳を重ねるのが、生身の人間である支配人。
ク・チャンソンが新米の支配人となる前には、年配の支配人がおり、彼も普通の人間でした。
ちなみにク・チャンソンがなぜこのような立場になったのか?
彼の父親は貧乏でロクでない人物。
はした金を盗んで、逃げるときに会談から転げ落ち、頭部を強打。
生死をさまよっているときに、普通の人間には入ることのできない、ホテル・デルーナに迷い込んでしまいます。
そして死を免れる代わりに、20年後に彼の息子であるク・チャンソンの身柄を預かるということになったのでした。
いろいろな人の死が描かれ、無念で死んでいった彼らを癒やし、気持ちよくあの世に送り出すために新米支配人のク・チャンソンの奮闘が描かれます。
そしてク・チャンソンにはどうやら社長のマンウォルのおくりびととしての役割もあるようです。
お互い不満をぶつけ合うのですが、いつしか惹かれ合っていく、けれども彼らは決して結ばれることのない運命、そんなストーリーがこれからも描かれるんだろうと思います。
ただのラブストーリーとは違い、時代も違い、あの世とこの世という世界の違いもあります。
ファンタジーといえばファンタジーですが、いろいろな人間が描かれていきます。
主人公のチャン・マンウォルを演じるのは歌手でもあるIUさん。
彼女は日本でもそこそこ人気のあるアイドルでもあります。
役柄的にかなり意地悪な感じもするのですが、そういう雰囲気をとてもうまく演じています。
究極のツンデレという気もしないでもありません。
そして若い支配人のク・チャンソンにはヨ・ジングという俳優。
実際に若い人で子役から成長している若手俳優らしいです。
IUさんの可愛らしさもありますが、毎回派手な衣装に身を包んで登場します。
スターだけあってどの服装も似合っているんですが、彼女のファッションというのも見どころの一つですね。
OST(オリジナル・サウンドトラック)も素晴らしいです。
少女時代のリーダー、テヨンの歌唱力は素晴らしいですね。
日本のドラマも頑張ってほしいと思います。
やはり国内で終わり、ではなく、もともと海外への売り込みを考えて作られているため、予算なども違うのでしょうか。
映像の美しさ、音楽の素晴らしさ、俳優陣の演技を見てもどれも質が高いと思います。
日本のドラマが駄目というわけではないですが、やはりあまりお金がかかっていないような作りのものが多いですし、俳優にしても演技力以前に、人気、事務所の力関係でキャスティングされているようなものが多いと感じます。
政治的な関係ではとても好きになれないのですが、音楽やドラマ、映画と行ったものに関して言うと、優れていると思わざるを得ません。
日本にももっと頑張って欲しいものです。
いつまでもAKBやジャニーズと言ってばかりでは寂しすぎます。