昨晩のオリンピックの野球には少し興奮しました。
８回の裏満塁で山田選手の走者一掃のフェンス直撃二塁打。
あわや満塁ホームランという当たりでしたね。
毎日オリンピックの熱戦をテレビで感染している人が多いと思います。
生で観戦することはできず、みんなで一杯飲みながら、楽しみを分け合うこともできない状況です。
オリンピックを誘致するときに、よく語られるのが経済への波及効果。
オリンピックの誘致には多大な費用がかかります。
国、自治体ともにその負担をするわけで、最終的には国民の負担になります。
しかし経済への波及効果があると、経済が活性化し、企業の収益が上がり、個人の所得が増え、税収もアップする、というのが取らぬ狸の皮算用なわけです。
でもって、オリンピックが開催されました。
スポーツのイベントとして華やかなものです。
ただ見ているぶんには良いですが、様々な期待を持って投資してきた企業や団体にとっては、開催にこぎつけたことは良かったのでしょうが、その期待は裏切られたという結果になっているのだろうと思います。
競技場などの周辺の飲食店を始めとする商業施設は全く潤っていないでしょう。
緊急事態宣言中での開催で、飲食店の営業も制限されています。
もう緊急宣言やらまん延防止やらがずっと続いているので、「意味あるの？」という気持ちがみんな持っていると思います。
予想されていたこととはいえ、７月末から８月にかけて、更にこれからもどんどん新規感染者数は増大を続けています。
感染者の数自体に意味はないという人もいます。
重傷者は少ないから問題ないという人もいます。
しかしながら、しんどい思いをしながら、自宅療養を余儀なくされている患者もたくさんいますし、感染はしていないもののいつ感染するのかわからない状況にビクビクしながら生活しているわけです。
新規感染者が増えたニュースを見て何も感じないわけにはいきません。
ワクチン接種もスムーズとはいかないまでも、徐々に接種済みの人たちも増えています。
しかし、その副反応で結構負担になっていることも事実としてあります。
38℃くらいの熱が出たというのはよく聞きますし、かなりしんどかったという報告もちらほら聞きます。
打ちたくないという人もいますし、打たない人を非難する、会社の中で非ワクチン接種ハラスメントみたいなこともあるようで、なんとも言えないです。
平和の祭典でもあるオリンピック。
大きな問題もなく、終えることができれば、開催国としての責任は十分果たしたと言えるでしょう。
問題はオリンピック後の処理、コロナ患者が増大して、どういう舵取りをしていくのか？
国民に我慢、協力の要請をするばかりで、説明自体があまりされていません。
またまた一波乱もありそうな気もします。
