悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

オリンピック開催

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世間では今日まで4連休だったそうですが、22日を除いて、私は仕事でした。
天気がよく、遊びに出かけた人も多かったと思います。
コロナ感染者を抑えるために自粛を求められていますが、オリンピックも開催していますし、個人に対して自粛ばかりを求めるのも限界でしょう。

中止するしかないだろうと思っていたのですが、そういう方向には進まず、開催へと持ってきた日本です。
IOCとの取り決めに関してどのようなことがあるのか庶民にはわかりません。
オリンピックが始まったので、そこからは感染が広がらないように祈りながら、後は出場選手を応援しましょう。


今回のオリンピックは開催までのゴタゴタがありました。
東京五輪ロゴのパクリ問題から始まり、コロナによる延期。
そして森元会長の女性蔑視発言やら、クリエイターの佐々木氏の容姿侮辱につながる根演出ネタ、開会式の音楽担当の小山田氏の障害者に対するいじめ問題やら、ラーメンズ小林賢太郎氏の不適切なコントネタなどもあります。
もう日本という国全体が、オリンピックに対して大きな逆風を感じている中での開催となりました。

私は見ていないのですが、観客なしのため、地味になった開会式も多くの人がテレビで見ていたようです。
変な演出とかがなく、シンプルで良かったという意見もありますが、それでも使った予算を見るとなんでそんなにお金がかかるのと思わざるを得ません。
降板になった小山田氏や小林氏も含め、五輪貴族と言われるバッハさんたちへの接待費用も含まれるのでしょうが、なんだか複雑な気持ちになります。

選手たちには何も問題はありません。
アスリートたちにとっては、オリンピックという晴れの舞台での活躍を夢見て努力を重ねてきたわけです。
どんな競技でも、それを極めるというのはとても大変なことですね。

Yahooのアンケートでメダルの数予想みたいなことがありましたが、アンケート結果を見て、日本のスポーツに対する意識というものが高まったなあという気がします。
ぶっちぎりで一番多かったのが、「個数にはこだわらない」という回答。
もちろん結果として金メダルを獲得するというのは素晴らしいことですが、そのために何でもありみたいなのは日本人としては望んでいないということですね。

自分がするわけでもないのにメダルの個数の皮算用をしているマスコミたちにシラケているのでしょう。
ワイドショーのコメンテーターを並べて、メダルを取った人を称賛するのも、程々にして、競技を純粋に見たいものです。
ワイドショーやら、スポーツ関係者やらは色々とビジネス的なしがらみ、つまりはお金に関わることもあるのでしょう。

ちょうど仕事から帰ってきて、サッカーの試合が始まりました。
初戦の南ア戦はピリッとしない試合でした。
結果は勝利で良かったのですが、内容も良くなかったですし、レフェリーの笛も謎でした。
今日は前半の早い時間帯に2得点を先制し、優位に試合が進みました。
レフェリーの笛も早め早めでファウルに対しては厳しめでしたが、初戦と違って、日本チームに不利な感じは見受けられませんでしたね。
2-0で相手を零封できれば言うことがなかったのですが、相手が警告で一人少ない状況で押されながら後半に失点したというなんとも締まらない展開でしたね。
それにして格上と見られるメキシコを相手に勝利したことは大きいですね。
一方女子、なでしこジャパンは残念です。
まだ予選敗退とは決まっていませんが、微妙なところですね。

ソフトボールも快進撃です。
上野由岐子選手がもはや大ベテラン。
しばらくオリンピックの種目から外されていましたから、嬉しいでしょう。
上野選手の後継者となる後藤選手は凄いピッチャーですね。
若い頃の上野選手と同じく、相手のバッターをキリキリ舞いさせています。
オリンピック競技があってもなくても、ソフトボールという素晴らしいスポーツに出会って、それに打ち込んできたのでしょう。
次の大会ではソフトボールは種目にないということですが、金メダルを取る、メダリストになるというのは個人ではどうにもならない部分もありますね。


大橋選手は女子水泳選手としては「高齢」ですが、見事な泳ぎで金メダルを獲得しましたね。
遅咲きのスイマーですが、人生ってわからないものですね。
岩崎恭子さんが14歳で自己ベストを出したのがバルセロナ・オリンピックでした。
その自己ベストをその後の競技人生で超えることができないまま、競技生活を終えます。
一方、水泳の瀬戸選手は残念でした。
世界では瀬戸選手の評価が非常に高く、予選落ちに対しては驚きの声が大きかったようです。
しかし、国内での周りの声は、スキャンダルのせいなのか、慰めの言葉よりも批判が多かったような気がします。
競技とプライベートなことは分けるべきですが、日本人というのはそういう点には厳しいですからね。


そんなこんなで外野は無責任に「ああだこうだ」言いながら観戦しています。
でもやっぱり日本の選手が活躍してくれると素直に嬉しいものですね。

批判はあっても、競技を見て、その姿に素直に喜び、感動する、それが庶民なのかもしれないですね。




 

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