悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

トゥモロー・ウォー

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Amazonプライムで話題になっているので、見てみました。

ジュラシック・ワールド」の主人公オーウェン、あるいはマーベル映画の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のスター・ロード役を演じていたクリス・プラットが主演の映画です。
30年後の未来から突如として現れた人が、現代人に援軍を要請するというタイムスリップものでもあるSF映画です。

 

Amazonプライムオリジナル作品だそうです。

 

あらすじ

30年後の2051年よりやってきた人たちが、現在の人に救援を要請します。
そして30年後の未来ではホワイトスパイクと呼ばれる、外来生物により、人類は滅亡することになると言います。
それを防ぐ手立ては、未来へ援軍を送ることなのだと言います。

未来の戦場に援軍として行った人の生還率は20%。
そしてそのための徴兵に対して、各地で反対運動が起きますが、未来を変えるには力を貸すしかありません。

元軍人で、現在は高校で教師をしているダンは徴兵されることになりました。
ダンは戦争に行くきはないものの、強制的に腕に装置を取り付けられ24時間後には未来の戦場へと行くことになっていまいます。
折り合いの悪い実の父はダンたち家族を捨てた元ベトナム帰還兵でした。
その父に装置の解除を頼もうとするもやはり喧嘩してしまい、ダンは生きて帰ってくると強い気持ちをもって、愛する妻と娘に言い残して旅立ちます。

転送前に集められた兵士たちは何も訓練を受けていない一般人ばかりでした。
すぐさま科学者であるチャーリーとは仲良くなります。
彼は集められた人間がみんな30年後にはなくなっている人材ばかりで、未来から着ている兵士たちはみんな若いということに気づいています。
それは同時代に同じ人間が存在してはいけないという矛盾に対する配慮ではないかと推察します。
そしてこの極めて生還率の低い戦闘に何度も参加しているドリアンもいます。
彼は余命が半年しかなく、死に場所を求めているのでした。

彼らは訓練もままならず、未来で緊急の招集があったため、いきなり転送装置で未来へ送られることになります。

ホワイトスパイクという化け物が人間たちを襲っています。
軍隊にいたダンは体調として仲間をまとめて、行動していきます。
受けた命令は研究者の救助でした。
しかし、すでに研究者は全滅していました。
そのため目標は研究室にあるサンプルを持ち帰ることとなりました。
厳しい戦いをくぐり抜けたダンたちは、未来の作戦本部へ帰還します。
そこにはフォレスター大佐が仕切っています。
彼女が未来のミューリ、つまりダンの娘であることを知ります。
フォレスター大佐の次の目的は、メスのホワイトスパイクの捕獲という大掛かりな任務でした。

ホワイトスパイクを倒すために必要な毒薬を作るために、どうしてもメスの個体が必要なのでした。
ホワイトスパイクのメスは大きく、捕獲するのは非情に大変でしたが、なんとかやりきります。
そしてフォレスター大佐は、ついにその薬品を完成させることができました。
直ちに大量生産に持っていきたいのですが、作戦本部もホワイトスパイクの大群に襲われ、陥落寸前となります。
フォレスター大佐は父であるダンに完成した薬品を託し、過去に持ち帰って大量生産し、ホワイトスパイクが襲来するときに有効に使うように言い残して死んでしまいます。

ダンは未来の戦地から生還しました。
そして直ちに亡くなった未来の娘の意思を受け継ぎます。
ホワイトスパイクはすでに地球上に存在していますが、極寒の土地ロシアの氷河であったために凍結されていたのでした。
しかし、ある事故をもとに彼らが蘇ることになるのでした。
世界中では政情不安のため、アメリカからロシアに行くことはほぼできない状況でした。
そういう状況を突破するために、ダンは実父を頼ることにします。
そして実父もともにロシアに渡ることになります。
ロシアの氷河でホワイトスパイクの宇宙船を発見します。
そしてホワイトスパイクを絶滅させることに成功しました。
ダンはずっと孫の顔を見ることがなかった実父を娘のミューリに紹介することもできたのでした。


感想・見どころ

やはりクリス・プラットという売れっ子俳優が主演が魅力で、この映画でも存在感があります。
そして実父役をしていたのが「セッション」やトビー・マグワイア主演の「スパイダーマン」シリーズで新聞社の編集長役のJ・K・シモンズが演じています。

迫力のある映像もそこそこにはありますが、話題作と言うにはちょっと物足りないかもしれません。
Amazonプライムの会員なら無料で見られるので、SF作品が好きな人は見て損はありません。
こういうタイムスリップなどの映画は設定というかそのあたりの調整がとてもむずかしいのですが、この映画でもあまり納得がいかない点は細かく追求していくとたくさんありそうです。
スケールの大きな話なのですが、人間関係も含めて登場人物は限られており、大作というよりはこじんまりしたSFという印象が拭えないですね。
楽しめた割にはちょっと厳しめの評価となりますね。

 

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