悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

読んでもらえる文章を書くために

 

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結論を前にもってくる~PREP法

今の時代、雑談から入って、そのまま本題まで読んでくれるほど気長に待ってもらえません。

すぐに本題に入らないと、読まれないのです。
特に、このようなWebで閲覧する文章は、ページから離脱されます。

自分のお金で買った本とかなら、はじめだけ読んで、面白くなかったら読まないということはまれでしょう。
そもそもお金を出して買った本なら少なくとも数ページは読み進めていきます。

しかし、ブログなどでは、基本的に読むのは無料です。
自分の探している話題や、興味を引くものでもない限り、すぐに次のネタ探しになります。

そうならないために、結論を前に出します。
そうすることで、その話題に興味のある人には読んでもらえるのです。

まずは結論を書きます。
結論を書いたら、その根拠を次に書きます。
さらには、事例を上げて、結論を導いた根拠の信頼性を高めていきます。
最後にまとめとして再度結論を述べていきます。

こういう書き方を
PREP法といいます。

  • Point  結論
  • Reason 理由
  • Example 事例
  • Point  結論

 

 

読みやすい文章とは?

文章が上手い人というのは読みやすい文章を書く人です。
読みやすい文章とは一体どういうものでしょうか。

それは、読んでいて、頭にスッと入ってくる文章です。

理解しやすい文章と言えます。

読む速度と理解する速度が一致している文章はとても読みやすく感じます。

一文が短く、一つの文章で述べることは一つ。
なので、読んでいて理解しやすいのです。

難しい表現は必要ありません。

わかりやすく、平易な言葉で書かれている文章はスッと頭に入ってきます。

どうしても文章に必要な難しい単語があれば、その単語の意味を後からでもわかりやすく説明すればよいのです。

 

一つの文章で言いたいことは一つにする

文章と文章をつなぐ接続詞があります。

だから、それゆえに、したがって
とか
しかし、けれども、なのに
とか
しかも、および、そのうえ、

いろいろ使いたくなることがありますね。

これらを巧みに使うと、長文が書けます。

なんだか長い文章を書くと、賢くなったと錯覚することがあります。

誰もが文章を上手に見せたいという気持ちがあります。

しかし、長い文章は、文脈が複数あり、論理的にねじれている場合があります。

そういう文章は読んでいて疲れますし、結局何が言いたかったんだ?ということになりかねません。

短い文章、一文一意であれば、わかりやすいのです。
一つの文章で言いたいことは一つだけに絞り込みます。

説明不足な点は、文章を重ねていきます。

リズムよく短い文章を読んでいき、書き手のリズムと読みてのリズムがシンクロしたときは、読んでいて気持ちよくなります。
そういう経験はありませんか?

リズムよく配置された短い文章は、次へ次へと目を走らせて行って、気がついたら読み終えているという感じですね。

難しい言葉は使わない

賢く見せたいという気持ちがどこかになるためか、難しい言葉を使いたがる人がいますが、これも読み手のことを考えていません。

書いている本人が楽しむための文章=賢く見せたいと思う心。

読み手の立場に立って書かれている文章=読者ファースト。

どちらが読みやすいのかは、言うまでもないでしょう。

読み手のことを考えて書いている文章が圧倒的に読みやすいです。

難しい言葉を書いてしまうのは実は楽なんです。

しかしそれをあえて使わず、平易な言葉で、難しい言葉を表現するというのは実はとても知的な作業なんです。

本当に賢い人の文章は、簡単な言葉でとてもわかりやすく書かれています。

優秀な人の説明を聞いていると、わかりやすいのは、難しい言葉を手頃な言葉に翻訳して説明してくれるからです。

その翻訳が絶妙であれば、全くその知識がない人にとっても、
腑に落ちる=理解できる=わかりやすい
となるわけですね。

難しい言葉をさり気なく使っていても、必ず読者に寄り添うように、その言葉の説明がなされていたりします。
なので読者が言葉の意味がわからずに、置いてきぼりになることがありません。

書くのではなく、伝える

文章を書くということを意識すると、筆が進まないということがあります。
どういうふうに書けばいいのか?と考えすぎて書けなくなるのです。

そういう場合は書くのではなく、伝えることを意識します。

文章を書くのは、備忘録でもない限り、相手に自分のメッセージを伝えるという意味があります。

あなたが、誰に、どういうことを伝えたいのか、がはっきりしていれば、それを伝えればよいのです。

今回のテーマであれば、読んでもらえる文章を書くためにどうすればよいかということを伝えたいわけですね。

文章の「デザイン」を考える

どれだけ素晴らしいメッセージだとしても、長い文章で、難読漢字が多く、一文を読んだだけでもしんどくなってきそう。

こんな文章は読みたくないですよね。

取扱説明書や保険などの規約文などはわざと読みにくくしているのではないかと思うことがあります。

話がそれましたね。
同じように文章の塊を見せられて、読みたいと思えるような人は、あまりいません。

ギュッと詰まった文字の塊を見ているだけで、読みたい気持ちが削がれます。

特にインターネット上の文章、Webでの文章は縦にいくらでも伸びていきます。

短い文章でも、それらがぎっしりと続けて書かれていれば、やはり塊になります。

適度な改行は、読み手に圧迫感を与えませんし、読み手にリズム感を与えます。

まとめ~読んでもらえる文章を書くために

小学校で習う作文では「起承転結」でした。

しかしこれからの時代は、PREP法に習って、結論から書くクセを付けましょう。

読みやすい文章にするためには、

  • 文章を短くすること
  • 難しい言葉はできるだけ使わない
  • 書くという意識から伝えるという意識に変える
  • 改行も程度に入れる

こういった点に気を配り、読み手が読んでいる速度で頭の中にスッと入ってくる文章を書いていきたいですね。

 

 

 

 

 

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