悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

VR、バーチャルプロダクション

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GIZMODEさんの記事でバーチャルプロダクションというものがあった。
最近の映画では、実写ではなく、ほぼスタジオで撮影し、背景などはCGで合成するというのは普通らしい。
そういうVFXやCGでの撮影には、俳優さんもまた違ったスキルが必要なんだろう。
例えば、グリーンシートの背景で、「モジモジ君」のような全身タイツマンを相手に、シリアスな台詞を喋ったりしなければいけないわけで、これまでの俳優に求められる演技力とは、また違ったものを求められるようになっていると思う。

www.gizmodo.jp

 

この中にもあったのだが、Netflixで視聴できる「今際のアリス」を見た。
ストーリーも原作が漫画だけあって大胆で、展開も早い。
ツッコミどころはいろいろあるけれど、地上波では絶対にOKが出ないドラマ。
そしてこのドラマで渋谷の交差点で車や人を排除するのは絶対に無理だからどうやって撮影をしたのだろうと思っていた。
東京の人はすぐに気がつくのかもしれないが、大阪の人間にとっては、渋谷そのもので、全く違和感がない。
メイキング映像を見ればわかるのだが、グリーンシートで覆われた、別のロケ地で撮影し、渋谷の建物はすべてCGでの合成という。
もう、そんな時代が来ているんだ。
当然これだけのクオリティの映像を作るとなると、それは予算が必要なわけで、地上波テレビがスポンサーの顔色を見ながら予算を使って番組を制作するというやり方では作れないと思ったね。

映画が好きでDVDなどもよく見ていたが、昔はよくメイキング映像なども付属していた。
そのメイキング映像を見たりするのも結構楽しくて、本編以上に長いメイキングがついているものもあったりする。
時代とともにその手法はますます磨かれている。
日本でもおそらく技術的には同じものがあるはずだが、映像作品としてコストが合わない。
NHKのように潤沢な資金のある放送局でないととても作られないと聞いたことがある。
NHKのドラマって、あれだけお金をとっている割には、金がかかっている気がしない。
さっさとスクランブルにしてしまえば良いのにと思う。
話がそれた。
これについてはまた別の話になる。

GIZMODEの記事では、フルCGで合成して映像を作成するのは大変だという。
それよりも背景をCGで表示して、それを撮影するという。
ちょっと一瞬理解できなかったが、VRなどと同じ仕組みで、カメラ、目線というものを計算してそれのズレを背景に反映させれば、CG背景でもとてもリアルに撮影できるということ。
なんかまるでゲームの世界に入って、自由になれるような感じ。
サンプルの映像なんて「龍が如く」シリーズの神室町みたいである。

VRも昨年、Facebookが買収したOculusからものすごい戦略的な価格でVRヘッドセットを発売した。
Oculus Quest2である。
バイスの進化によって、今まではできなかったVRがあの小さなゴーグルですべて処理して表示しているという。
凄いものである。

コロナの影響で外出が控えられている。
そう考えるとVRやバーチャルプロダクションといったものが、これから注目を浴びる可能性があるわけで、そういったものが好きな私はワクワクしている。

VRはまだコンテンツがゲーム中心なのだが、YouTubeなどでも360度動画なども増えてきているので、今後が楽しみ。
そして一度それらの動画を見てしまうと、普通の平面のモニターに映し出される動画に物足りなさを感じる。
人間のなれとは怖いものである。


 

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