悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

結婚って難しいね、って思った話

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結婚が難しい時代?

個人的なことで申し訳ないが、結婚して来月で、丸29年。
早いものである。

本当に妻とは良い出会いであったと思う。
何もしてあげられていないのが、本当に申し訳ない。
まだ時間があるから、死ぬまでに妻にはサプライズプレゼントをしたいと思っている。
思っているだけで終わりたくはないが。

こんな私でも、妻は良かったと言ってくれる。
ありがたいことだ。
しかし、今度生まれ変わったら、結婚せずに自分の人生を生きてみたいだと・・・。

わかるようで、わからない。

 

ともあれ、50代後半の男性から見てみると、現在の結婚というのが極めて難しい状況だと思う。
職場でも独身がやたらと多い。
男性、女性に関わらず。

わが娘も結婚するんだろうか怪しい。
本人は結婚する気はあるようなのだが、相手がどう思っているか、なんてこちらはわからないし。
男親としては、早めに結婚してほしいと思う気持ちと、娘を手放してしまう悔しさ複雑な気持ち

妻は、娘にいうのは、「私はあなたの歳では、あなたを生んで育てていたよ」というセリフ。

まあ、そうだ。
考えれば、娘も若くはなくなりつつある。

 

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職場の男性A

非常に真面目な男性。

仕事もできるし、勤務ぶりも非の打ち所がない。

温厚な性格で、波風をたてる人でもない。
そんなA君はすでに40代になった。

40代になる前に、カノジョができた。
カノジョは当時30代前半。
二人は将来を考えて、一緒に住むことになった。
いわゆる同棲。

どちらも大人だし、それに対してとやかく言う人はいるまい。
二人の未来を話し合ったらしい。

将来に備えて、しっかり資金をためて~明るく幸せな家庭を築こうと努力したA君。

彼女のBさんももちろん働いている人だった。
家事は苦手なタイプらしい。
そして朝も弱いらしい。

朝はA君が起こしてあげて、朝ごはんや弁当まで作って持たせていたらしい。

偉いな~というより、凄い。
生活力があるというか、自活が長い人なので、本当に自立した人である。

一方のBさんは、今までどうやって生きてきたのだろうか?
どうやら借金も抱えていたらしい。

A君と一緒になり、負担が減ったことで、借金は返せたらしいが、生活力というか、自立ができていないため、外食中心の生活で、いつも金欠というタイプ。

そんな中、Bさんが仕事をやめたらしい。
A君は、ショックを受けた。
やめたことではなく、辞める前の相談がなかったことと、それを黙っていたことに非常に大きな落胆があったそうだ。

わかる。
それだけ、Bさんとの将来を真剣に考えてきて努力も惜しまなかったから。

それからBさんは何度か就職、退職を繰り返して、なかなか定職につけなかった。

その都度、A君が生活の面倒を見ていたらしい。
本当に彼女のことを大切に思っていたのだが、「もう無理」となったとのこと。

二人の暮らした期間はおよそ5年。
決して短くはない。

それまでは、いろいろとサポートしてきて、なんとか生き方を改めて貰って、一緒に歩もうという気持ちであったのだが、あらたまらなかったそうだ。

Bさんという女性

私はBさんという女性は知らない。
A君とはよく話をする。
常に彼女をかばっていたが、ここ数年くらいはBさんに対する愚痴が増えてきた。
仕事のことではあまり愚痴らない彼が、である。

A君は私と同様に、高給取りではない。
とはいえ、稼ぎが特別悪いということでもない。
このご時世で楽して稼げるようなことはなく、マジメにコツコツ勤め上げている。
もともとはオンラインゲームに課金してまで楽しむほどのゲーマーだったが、彼女との生活を考えて、きっぱりとやめた。

酒もタバコもやらないし、ギャンブルも一切しない
昼食も無駄遣いを防ぐために、弁当などを自分で作って持ってきたりするほどである。
彼女に1度作ってもらったことがあったらしいが、かなりひどい出来栄えだった模様。
自分が作ったほうが美味しくできると言っていた。
でもBさんが、相手のために、作ってあげようと思う気持ちができたことを素直に喜んでいた。
最初は下手でも、何度かやっていれば、上手になるだろうと思っていたという。


残念ながら、Bさんは、家事に関しても、全く進展はなかった。
A君は、この5年間、仕事をして、お金を稼ぎ、家ではご飯を作ったり、掃除や洗濯もしていたという。
Bさんは失業中でもまともに家事もせず、一日中、YouTubeなどを見て暮らしていたらしい。
求職も必死さが足りなかったという。
A君にしてみれば、稼ぐための仕事をせずに、家にいたら、掃除や家事くらいのことはやってくれるだろうと期待していたようだ。

ともあれ、A君はBさんの誠意を信じて、かばい続けた。

ある事件が起きるまでは。

仕事のないBさんは家にいて、家事に必要な経費としていくぶんかお金を渡していた。

それどころか、仕事がないため、不自由しないようにとお小遣いまであげていたという。

にもかかわらず、A君がためていた、お金に手を付けたのだ。

後でA君から聞いた話だが、お金に手を付けたのは初めてではないという。

 

5年付き合って、どこかで変わってくれると信じ続け、結局変わらないため、疲れ果てたA君。

せっかくのA君の好意を「ズボラ」な性格のために、別れることになったBさん。

二人にとって、良い思い出として残るなら、それでいいのだが、もう2度と恋愛なんてできないのではないかと思ってしまう。

 

そもそもBさんは、一人で生きていけるのだろうか。

 

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これからの夫婦って?

この例は極端な例かもしれない。
男性と女性が正反対になっている例もよくある。

愛情は、お金じゃないよ」というのはきれいごと。
結婚はお金のためだけにするものではないが、お金のことをきちんとできない人には無理だ。

一生添い遂げるというのは今の時代にはナンセンスなのかも知れない。
夫婦として暮らす時期
子育てで協力する時期
お互い別れて一人で自分の人生を楽しむ時期
こんなふうにドライに考えているカップルもいる。
私の場合、子育ても終わったので、自分の人生を生きると言われて、離婚にでもなれば、たちまち困ってしまう。
情けないが、これが現実。

話がそれた。
結婚には金銭感覚、経済感覚、価値観、こういったものが近い人でないと不幸になる。
金銭的にだらしない者同士の夫婦というのは、それはそれでトンデモナイことなのだが、夫婦はお互い仲良くやっていたりするのである。
借金だらけにもかかわらず、明るく居酒屋でお酒を飲んでいる夫婦とかね・・・。

私なんぞ、借金があると、お酒を飲む気にも成らないのだが、ある一定のレベルを超えてしまうと、飲まないとやってられっか~!となってしまうらしい。
それも夫婦ともども。

両親が真面目な人で良かったと思う。
妻の親も同じ。

 

 

 

 

 

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