悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

パワハラ、セクハラ〜ハラスメント防止

 

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会社で配られていたハラスメント防止マニュアルを見ている。

私が若い頃には、ハラスメントという言葉すらなかった。

今とはずいぶん状況が違う。

ただ、昔より、陰湿化している気がする。

ホワイトカラー、ブルーカラー問わず、人間は複数いると、攻撃対象を作らずにはいられないようである。

日々、ストレスの掛かる仕事、業務をこなしていく中で、生贄となって人はたまらないものだ。

 

 職場におけるパワハラ

優越的な関係を背景とした言動

職場の上司による言動

これが一番多いパターン。
やはり上司というのは、仕事をする上で、指示を出し、その仕事の内容について、是非を判定する。

今の職場も、上司によるパワハラというのが最も心配されるところ。
個人的には、あまりにもハラスメントという言葉を安易に使ってほしくはない。
ただ、こういう時代だから、管理職は大変。
指導する場合の言動には最新の注意が必要。

ハラスメントと言われることを避けて、部下に指示や指導ができないようでは本末転倒だが・・・。

上司の品格というものも大切だろう。

上司を名乗っているが、上司らしくない人もいる。

時間にだらしない。
仕事ができない。(できるように見えない)

やはり、上司たるものは部下の手本となるべきなのだが、必ずしもそうなっていないところに悲劇がある。

上司たるもの、部下がミスを犯す可能性を予め想定すべきである。
ミスした部下を責めたところで、その上司の責任が免れるはずはないのである。
ミスをしてしまったことは過去形。
次にミスをしないように指導は必要。

こういう上司に限って、指示は明確ではなく、「うまくやれよ〜」とか「臨機応変に対処しろ」とか言っているのである。
それで上司として支持を出したと思っているなら、たちが悪い。

そんな上司を持ったことが不幸だが、その配置を決めた会社の上層部にも責任はある。

 

現場に配置して放置したままというところが多いのではないか。 


何でもパワハラと叫ぶ風潮にも一言物を申したい点はある。
パワハラという前に、己の仕事を見つめ直してみよう。
部下の立場に甘えすぎていないか。
お客様の他立場から見ると、社員であればプロ。
新人やキャリアの短さはただの言い訳。
プロであるなら、管理者の目線で仕事をすることも大事。

目先の仕事をこなすことも大切だが、会社の目的も意識すること。
自分の権利ばかり主張し、会社を批判するのであれば、なぜその会社にいるのか考えてみること。
辞める自由はあなたにあるのだから。

 

 

同僚や部下による言動

このパターンは、仲間はずれにするパターン。
仲の良い者同士が、一人を生贄のように、ストレスのはけ口に。
多くは対象となる人が嫌いな人がおり、その人を陥れるために先導するキーマンがいる。

本来、仕事は好き嫌いで行ってはならないのだが、そこは人間。
嫌いな人間とは一緒に仕事をしたくない。

だから嫌いな人間を排除しようとするタイプの人間もいる。
その人間が仕事ができたり、あるいは上司から気に入られたりすると、少々目に余る行動があっても見逃されることがある。

お人好しで、断ることが苦手な人は、面倒な仕事を押し付けられたりしやすい。

そして結局、その面倒な仕事のために自分の仕事がはかどらず、上司からも同僚からも軽くあしらわれてしまう。

やはり、人間関係にも気を配ることができる上司の存在が必要不可欠。
仕事の難易度、向き不向きなども見極めて、部下に仕事を割り振っていく。

上司の中にはいつまで立ってもプレイヤーとして頑張る人がいるが、それは部下の仕事。
上司は部下が仕事がしやすいように配慮することこそが仕事なのだが、現実はそうはなっていない場合が多い

放置すると、ハラスメントを受けている人は社内での居場所を失い、病んでしまう。
仕事に集中できず、やめざるを得なくなる。

 いじめを放置した上司が最大の戦犯だが、いじめを助長して嫌いな人間を排除する人は今一度考え直してほしい。
みんな、あなたのやったことを知っている。
次はあなたの番になるかもしれない。

いじめを見て見ぬ振りをした人、いじめに加担した人も同様。
なかなか自分の身を挺してかばうことは難しい。
それはわかるが、上司に報告はしよう。
それをきちんと聞いて、然るべき対処を取るのが上司の役目。

 

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業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの

 上司からの指示で、そのとおりできなかった場合は、当然指導が入る。

それはよい。仕事だ。
ミスしたことについて、その原因と今後の対策を考えるのは当然のことである。
ここをハラスメントと考えてしまわないようにしたい。

「指導」と「ハラスメント」を明確にする。
境界線をしっかりと引いて、わかりやすくする必要がある。

指導するときには、その言い方と内容には十分注意が必要。、
指導の内容が、業務上必要な内容を超えて、個人攻撃になるような場合である。
人格まで否定するような上司もいる。
確かに細かいところで社会人らしくない人間もいるだろう。
そこはその業務と離れて、別の機会にやんわりと指導してくしかあるまい。
大きな声で怒鳴りつけ、挙句の果てに、業務と関係がなく、かつ相手にとって言われたくないようなことを延々と説教するというのはNG。

多くの場合、それは、上司の人間的な器の大きさによるものである。
自分の指示が良くなかったことを棚に上げて、その尻拭いが面倒で、八つ当たりしている場合がある。

いくらプレイヤーとして仕事ができても、人間としてこの手の人を管理職にしてはならないと思うが、人材がいない場合は、往々にして、こういうタイプが上司となっている。

悲劇である。

従業員の就業環境が害さるもの

 みんなの前で名指しで批判したり、ミスの内容を公表したりする。

懲罰的なことをやらせる。

言動だけでなく、ときに暴力を伴う場合もある。当然あってはならない。

それらにより、本来仕事ができる精神的な状況や環境を奪われてしまい、業務に集中できないといった場合である。

セクハラ 

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なかなか扱いにくいところである。
職場での性的な発言は今や完全にアウト。
男性ばかりの職場であっても、それに不快に感じる人はいる可能性もあり、注意が必要。
セクハラのたちの悪い点は、わかりにくいこと。
パワハラが見えやすいことに反して、セクハラは見えない場合が多い。
そしてはたから見れば、むしろ可愛がられているように見えたりする場合もある。
しかし、本人してみれば、望んでいない食事につきあわされたり、ボディタッチをされたりすることである。
上司からの誘いをまっすぐ断るというのはなかなか難しい。
そしてそれらは発覚しにくいのである。
男性から女性へのセクハラだけでなく、今や女性の上司もたくさんいる。
女性上司も男性の部下に対して不用意な発言はしないようにしてほしいものである。

女性を武器にする女性。
使えるものはすべて使う。そう考えるのもその人の考え方。
うまく言っているときは表面化しないが、おかしくなったときに、必ずセクハラ問題が浮上する。

健康な男性は々にして女性に弱いものだが、会社は仕事をするところである。
社内恋愛が禁止という会社もあるが、そこまではしなくても、やはり仕事とプライベートは分けておくこと。
それは男性も女性も限らない。

 

それ以外にもハラスメントはたくさんある。

ハラスメントを受けたら、上司に相談しよう。
その上司からのハラスメントの場合は、上司の上の上司に相談。
それも無理ならその上に言う。
会社で味方が一人もいないのであれば、労働基準相談所などに相談する必要がある。

決して一人で抱え込まず、相談すること。
普段からいろんなことを相談できる人を持っているというのは強みである。

 

今日はちょっと固めな話だったかな?

 

ではまた。

 

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