悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

健康が一番大事! MRIの費用

急になんでMRIの費用なんてことを書こうと思ったか。

2日続けてMRIを受けることになるとは思っていなかったから。
せっかくの連休だったが、楽しむ気持ちもなく、病院へ行くことになったのである。


MRIは毎年、受けている。

過去に脳出血で入院させられたという経緯がある。

 

tails-of-devil.hatenablog.com

 

それ以来、毎年1回は受けなければならない状況になっている。

というわけで、昨日、MRIを受けてきた。
以前の画像と比べるとすっかり良くなっている。
当時の画像にははっきりとあとがあるので、違いがよく分かる。

画像診断とは優れた技術だと思う。

 

はじめてのMRI体験

2015年の当時を思い出すと、違和感を感じる前日にクレームの対応をしていた。
営業時間は過ぎて、私のみが残って対応している状況。
翌日にお客様と対応中に、自分の発する言葉と出ている言葉に相違があるということに気づいた。
すぐに相談したら、やはり一度医者に見てもらったら?と言われたのである。

シフト休の平日に地元の脳神経外科行ったら、MRIを行うと言われた。
初めてのMRI体験
今もいきつけの医者である、脳神経外科わたべクリニックである。

いきなりMRIって、ちょっと大げさだろう?と思っていたが、驚いたのはその後。

検査結果、出血しているので絶対安静、即日強制入院となった。
府立病院へ緊急入院となったのである。

いや、チョット待ってよ、今日診察に来たのだって、普通に自転車で来たんだよ。
なのになんでいきなり入院なん?

とはいえ、歩行も許されず、車椅子移動。

そしてベッドでは起き上がるのも禁止 。

病床がないため、その夜は集中治療室に入れられた。
私よりも遥かに高齢な、かなり症状がやばい人たちばかり。

食事もその日はなしで、トイレも禁止。
尿瓶で尿を足すのだが、自分は動いていはいけないので、とってもらう。
なんというか、変な体験であった。


府立病院ではX線によるスキャンだったが、MRIを受けるように言われる。
その後、南大阪病院MRIを受けた。
これが2度目のMRI体験。
機器も雰囲気も違うが、流れは同じ。
当時は、ボロボロの南大阪病院も現在は非常に綺麗な病院に建て替えられた。

その後、毎年受けるようになったのは、行きつけの「わたべクリニック」である。

そこには2か月ごとに通院し、血圧コントロールの薬を飲み続けている。

内蔵のMRI

今年の健康診断で、内臓に問題がある可能性、再検査要となっていた。
あんまり気にしていなかったのだが、医療事務の仕事をしている女房が、その結果を見て、検査に行くように言う。
近所の胃腸内科でみてもらう。
そしてMRIを受けることになり、東住吉森本病院を紹介された。

でもって、今日、東住吉森本病院MRIを受けに行ったのである。
今までMRIを受けるときに金属探知機みたいなもので体を調べたれたことはない。
問診で、金属物が体にないということで、MRIを受けていた。
ところが、今日はガットの張っていないラケットみたいな金属探知機で体を調べられたのである。
なんか新鮮な体験。

MRIを3度違う場所で経験したが、どれも同じようなもの。
ただ、今回は診断する部位がお腹なので頭の方はあまり固定されなかったが、代わりに胴体を固定された。
そして造影剤として金属化合物を飲まされる。
ガドリニウム製剤というものらしい。
コーラ味になっているので意外に飲みにくくはない。
レントゲンで飲むときのバリウムのように大量に飲む必要もなく、ゲップをしたら追加で飲まされるというような罰ゲームもない。

金属アレルギーの人はダメなようである。
ヘッドフォンをつけられ、そこからの指示で息を止めたりする。


MRI診断の体験

金属の箱に入れられて、外からガンガン殴られているような音が続く。
もちろん、うるさくないように耳はある程度塞いでいるのだが、それでもかなりの音。

撮影のために動いてはいけないので固定されるが、目は開けたまま。
部位が頭なら頭を固定。
お腹なら腹囲を固定する。
腹囲の場合、内臓は呼吸で位置がずれるので、支持に従って息を止めたりする。

体を仰向けにした状態で台の上に固定される。
その台は、白い空洞の中に滑り込ませるように入っていく。

白い空洞の装置は3台経験した中で本日のものがおそらく一番新しいのか、きれいであった。
SF映画にあるシェルター仮眠装置みたいな気分であるが、見方によれば、カプセルホテルみたいな感じと言えなくもない。
閉所恐怖症の人には辛いと思う。
だいたい部位にもよるが、私は10分から15分くらいだった。

私は太り気味で隠れ肥満ではあるが、決して肥満体というわけではない。
だが、そんな私でもあの中に入るのは窮屈な気がしていた。
巨漢な人、相撲取りやレスラーなどはあの中に入ることはできるんだろうか?と勝手に思ってしまう。

小錦さんなら絶対に無理だろうな?余計な心配をしながら~。

MRIについて

さてこのMRIだが、核磁気共鳴画像法という。
その撮影の理屈は読んでみたけれど、理解が厳しい。
理解が厳しい人間がうまくお伝えすることはできないので、その仕組については興味のある人は調べてほしい。
magnetic resonance imagingの略称で、MRIを日本語である核磁気共鳴画像法と言っても医療関係者でないと通じないと思う。

私の場合は、3箇所で受けたが、いずれも費用はだいたい7,000円台だった。
高いなあ〜と思って調べてみると、保険が適用されないと25,000円位するらしい。
保険適用でも8,000円ということだから、私が受けているところは決して高くないということか。
そうは言っても、やはり痛い。
この2日間で15,000円以上のお金が出ていっており、痛すぎるのである。

このお金があれば美味しいものやら、食べられたのに〜と思うとなおさらである。

MRIは磁気を使って体の中身を画像化する装置である。
非常に優れた装置で日本でもかなりの台数がある。
日本は保有台数は世界第2位の国で7000台ほど。
1位はやはりアメリカ合衆国で13000台以上ある。
(2019年データ)

1台あたりの設置費用は1億円位するはずで、そんじょそこらの個人医院では導入すること自体が難しい。
導入しているのは大病院などに限られる。 

ものすごい磁気を発生する必要があり、その磁石には超電導磁石が用いられている。
磁気の強さを表す単位はテスラ。
10000ガウスが1テスラなのだが、ピンとこない人も多いと思う。
磁力ではピップエレキバンという商品があり、協力な磁石が売り。
そのピップエレキバンは800ガウス
最近のピップエレキバンにはより強力な2000ガウスの商品もあるらしい。
いずれにしても今のMRIは1テスラ以上あるので、その磁力の強さがわかるというもの。
そしてその強い磁力を発生させるために、低温物理学でバブルの頃に騒がれた超電導磁石が用いられている。
超電導磁石はリニアモーターカーにも採用されている技術。
やはり強力な磁力を発生させるための肝となっている。


まとめ

気になって色々と見ていくと面白いものである。
病気にはなりたくないが、疑いがあると、検査が必要になる。
CTスキャンのように被爆することがないので、安全と言われている。
ただし、強い磁気があるので、心臓にペースメーカーなどをつけている人は利用できない。
骨に金属製の物を入れている人も同様である。
ウルヴァリンは無理ということになる。

CTスキャンよりも時間はかかるが、はっきりと画像で診断できるメリットは大きい。
閉所恐怖症でもなければ、何も問題なくできるので、疑いがあれば、やってもらったほうが安心できる。

で検査で問題がないと、その費用は安くはないので、もったいないなあ~と思うのである。

でも設備の費用、維持費を考えると、あれくらいの費用を取らないとできないということになるのだろう。

 

 

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