イライラしたり、怒りにふるえたり、嫉妬したりと言うのが人間。
感情というのは誰にでもある。
それをすべて捨ててしまったら、人間ではなくなってしまうのだが、感情に支配されることは避けたい。
上司から頭ごなしに叱られ、こんな仕事なんて辞めてやろうかと思った。
気に入らない同期の連中から嫌味を言われて、頭にきた。
好きな人が気に入らない人と親しげに話をしていた。
こんなことを考えながら、仕事をしていて能率が上がるはずがない。
どこかで切り離す必要がある。
自分が何のために仕事をしているのかを明確にし、ゴールを想定すると、他のもやもやしたことに支配されない。
ゴールがあり、そのゴールに向かって邁進しているときは、余計なことを考える暇もなく、作業に集中できる。
人間は幸せを追求する生き物である。
しかし、「嬉しい」「楽しい」という気分が目指すべき幸福というわけではない。
一時的な嬉しさや楽しさは、けっして目標ではない。
「幸福感」を目的にしてはいけない。
「幸福感」を餌にして、目指すべきゴールに向かうのは良い。
つまりモチベーションとして「感情」を利用するのはありということ。
本当のゴールは目先の幸福感なんかではない。
自分が心から実現したいことこそがゴールで、そのゴールに関する感情のみを許し、他の勘定は可能な限り排除する。
一喜一憂することに何も意味はない。
ときには感情を表に出すことも必要だが、それに支配されてはいけない。
自分の目線を上げ、俯瞰するような支店を持つことができるようになれば、感情というものはコントロールできるようになる。
難しいことだが、感情に支配されずに、コントロールしていきたいものである。
