悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

最近の本のタイトルがやたらに長くなっている4つの理由

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どうも。

今回の内容はタイトルの長い自己啓発本がやたらと多いので、自分なりに考えてみたことをまとめてみた。

ラノベと呼ばれる小説もやたらと長く、それってタイトルなん?と思わず突っ込みたくなるほどだ。

いろいろな心理学の知識を応用したマーケティングやライティング技術というものを多くの人が学ぶようになってきている。


そしてその影響で、タイトルにもいくつものしかけがある。

例えばだ。
自己啓発本で、
「ライバルよりも先に出世するための3つの方法」というタイトルを付けたとすると、マーケティングの人間からは、このタイトルよりももっと読者の興味を引くようなタイトルを付けるべきだと言われる。

例えばだ。

「誰にも言いたくなかった!これを知るだけで、同期のライバルたちを置き去りにし、社長から覚えめでたく出世するための”3つのチート技”」
にしたほうがいいとか言うわけである。

読み手の興味を引くために、タイトルからかなり刺激的な言葉を並べて行くという方法である。


その次には数字を使うことである。
例えばだ。
「ブログの書き方」
こんなシンプルなタイトルでは誰の目にも止まらない。
そこで、具体的な数字を入れることでよりインパクをもたせて、惹きつけるという作戦である。
例えばだ。
「1日30分を1年間継続して、毎月10万円の収益が出るようになったブロガーが語る、儲かるブログはこう書け!実践テクニック、7つの極意」
とかである。


そして相手の潜在意識を呼び起こし、それに刺激を与えるタイトルをつけろ。
例えばだ。
ダイエット本出のタイトルとして、

例えばだ。

「結果が出るダイエット教則本
割とシンプル。王道的なタイトルだがインパクトはもちろんない。

そこでやはりタイトルにひねりを入れろという指令が下る。
例えばだ。
「ビーチの視線を独り占め。細マッチョで爽やかな男を作り出す究極の〇〇ダイエット」
何のためにダイエットしたいのか、そして痩せるだけでなく格好の良い体型になって、モテたいという欲求をストレートに表現しているのである。

最後のテクニックは常識の逆をつく方法である。
通常はそんなことありえないと思うことが、かえって気になってしまう。
そして気になってしまったことは、どうしてもチェックしてしまいたくなるという心理をついたものである。
例えばだ。
「2週間で目標体重を達成する〇〇式ダイエット」
数字があって悪くはないが、インパクトに欠けると言われる。
そして、印象を強烈にするために、あえて常識外の内容のタイトルをつける。
例えばだ。

「真実はこれだ!トレーニング不要。食事制限無し。頭を使うダイエット」

とまあ、タイトルで目を引くようにしようとするとどうしても長めになってしまうということ

そしてライトノベルは圧倒的な数があるため、読まずにタイトルだけで判断される傾向があり、そのため、タイトル自体である程度物語の内容の一部が分かってしまうような長い長いタイトルになってしまうのである。

いや、だからあえて「文」とか、「俺」とか極端に短いタイトルのほうが帰って目立たない?
常識の逆を行くという意味でもいいと思うが・・・


今回の話はすべてフィクションです。

大切なのはやはりコンテンツ、内容なのは言うまでもない。
しかし、手にとって見てもらえるまでが勝負の時代。
なりふり構わず、嘘でもなんでもインパクトのあるタイトルで客引きをするっていうのはよくある。

DVDのパッケージなんかでも目を引くように加工されていたりするし・・・


え?
だから、パケ写詐欺とか・・・

いや、それはちょっと~違う路線では?



 

 

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