女房と息子とでうなぎを食べてきた。
普段からよく食べるというものではない。
スーパーで買ってきたうなぎはたまに口にすることがある。
回転寿司でのうなぎを食べることはある。
この程度のことである。
普通、我々庶民というのはは大体こんなところだと思う。
こういううなぎを専門的に食べに行くとういのは、そうそうない。
女房がどうしても食べたい気持ちになっていて、いつもながらのラーメンではなくうな重を食べることになった。
天六の商店街にある、魚伊という店。
慶応3年創業という看板を上げている老舗である。
まあ、他の店でもうなぎは高いが、こういう店であれば仕方がない。
息子はうなぎの店で食べるのが初めてなようで、結構興奮していた。
肝吸いがついている、うな重である。
ちなみにうな重というのにみ並、上、特上とある。
値段は全然違ってくるが、味や品質に差があるわけではなく、差があるのはうなぎの量である。
てっきり特上だとものすごい良いうなぎを焼いてくれるのかと思っていたが、違うらしい。
庶民の私らは並であったが、それでも2000円ほどの料金になる。
うまかった。
焼き加減がやっぱり絶妙で、骨抜きがしっかりしてあって、かつ皮がこんがりと香ばしいのである。
うなぎもかなり貴重なものとなりつつあり、今後は食べられるかどうかわからない。
今でも十分高級品だが、さらに口に入りにくくなるかもしれない。
浜名湖なんかで大量に養殖しているので、価格がもっと安くなりそうなものだが、養殖をするのにみ簡単ではなく、コストも掛かるらしい。
そもそも人工的に繁殖させることができない。
というかまだまだ謎に包まれているうなぎの生態で、産卵なども近年ようやく発見されたとか・・・
マリアナ海溝とか、
まさかそんなところまで行って、シラスウナギを捕獲するというのも現実的ではない。
海流に乗ってやってきたシラスウナギをうまく捕獲できればかなりのお金になるそうだが、結構やばい人たちがそれらのルートを扱っているとか。
お金儲けになるととたんに人間は何でもしてしまうので恐ろしい。
シラスウナギが取れないので、昨年は価格もものすごく高騰化していたらしい。
一匹3000円ほど。
お店でもそれくらいのお値段だったなあ。