便利な時代である。
欲しいものはネットを探せば、いくらでも見つかるし、お金さえあれば、すぐに手に入る。
だから、それが幸せか?と言われれば、多くの人はそうではないと言うだろう。
幸せには基準がないから、自分にとって幸せなことと、他人にとって幸せなことは違う。
夫婦だって、親子だって違う。
いや、むしろ近い存在だからこそ、違いが顕著になるのかもしれない。
そんなことをぼんやり考えながら、自分の生き方、考え方を考えてみた。
どうやらこの歳になってもあまり考えてこなかったようだ。
考えてきたのかもしれないが、いつも自分の芯のようなものがなく、新しい情報に「うんうん」とうなずきながら、上辺を理解して、それを真似てきたような気もする。
真似ようとしながら、真似られなかったと言ってもいいかもしれない。
情報は多い。
失敗せず、効率よく、楽に
物事をこなすためには情報収集というのは必須である。
しかし、情報収集で得られた情報を元にその場を繕ってしまったことによって失われたことはものすごくあるような気がしている。
失敗せよというが、失敗はしたくないものである。
そして失敗することがもちろん目的ではない。
失敗によって得られる経験こそが、人の成長を生む。
挫折する事によって悩み、それを乗り越えることで脱皮し、一回り大きく成長する。
情報が多く、失敗をしたくないから、効率よく、楽したいから、それらをたくさん目に通していると、結局、どれが正解なのかわからなくなる。
そして行動できなくなる。
行動して何らかの結果が得られたとしても、あまり身につかない。
自分の人生はそういうことの繰り返しだったのかな?
と思ったりする。
モノを捨てられない。
もったいないという精神は素晴らしいことでもあるが、情報を持ちすぎて、悩みすぎるのは無駄。
そして見なくても良い情報を見すぎてしまうというのも無駄。
断捨離。
今必要なのは情報の断捨離なのかもしれない。
インプットする情報が多すぎる。
インプットしてすぐにアウトプットできない情報はすぐに捨ててしまおう。
役立つ情報は身につけるためにアウトプットしよう。