この言葉の後に、
成らぬは人の為さずなりけり
と続く。
誰もが一度は聞いたことのあることの言葉。
高校のクラブの部室の壁にこの言葉が落書きとして書かれていたことを思い出す。
江戸時代中期の米沢藩藩主に就任し、困窮していた藩の財政を立て直した名君として名高い上杉鷹山の言葉とされている。
幕末の西郷隆盛も尊敬していたとされ、JFKも上杉鷹山の本を読んで影響を受けたとされている。
優れた賢人の言葉である。
しかし、この言葉は完全なオリジナルではないらしい。
非常に近い言葉として、甲斐の虎、武田信玄が同じような言葉をつぶやいているとか。(歌として詠んでいる)
「為せば成る、為さねば成らぬ。成る業を成らぬと捨つる人の儚さ」
これを踏まえての言葉とされているらしい。
偉大な人、賢者でも先人から学んでいるのである。
ちなみにこの武田信玄の言葉も中国の「書経」から来ているとされる。
慮らずんば胡ぞ獲ん、為さずんば胡ぞ成らん
おもんぱからずんばなんぞえん、なさずんばなんぞならん
読むのも大変
多くの人に引用されるからこそ名言なんだろう。
よく会社の訓示なんかでも出されるし、ブラック企業でも使われる言葉だ。
そしてその場合、根性論として語られることが多い。
もちろんこの言葉は根性論を説いているのではないと思う。
「行動力」を言っているのである。
まあ、やってみよ!
やればわかるさ~
軽く言うとこんなところか。
やる前から、できるだろうか?とか逡巡している人が多い。
私も含めて~