悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

自動車免許更新

先日、運転免許の更新ハガキが来ていたので、最寄りの警察署へ行ってきたが、更新できなかった。
免許の更新が予約制になっていた。この7月かららしい。

それによってスムーズな処理ができるようになって、ということはなく、
利用者にとってメリットがあるようでそれほどない。

そして講習。相変わらずの内容だが、安全意識を高めるという意味で受けて悪いものではない。
ただ、更新時に講習の費用として800円も取られるというのは気分はあまり良くない。法定講習費用ということで逃れられない。更新手続費用が2500円で講習が800円。これはどうしようもないみたい。

それにしても警察と交通安全協会というズブズブな関係は変わっていない。
交通安全協会は免許更新での講習の実施などを警察から受託して行っている。

以前は免許更新時に勝手に安全協会会費を同時に取られていて、ほとんどの人が知らない間に加入させられていたものである。

しかし今や安全協会会員になっている人はかなり減ったと思う。まあ、以前のやり方は詐欺に近いと思う。3年や5年に一度の更新で、それらの費用は固定費で仕方のないものと言う認識だった。払わなくてもすむものなら払いたくないという人が増えた。決して交通安全の意識が低下したためとかではないと思う。

交通安全協会にとってこの安全協会費の徴収という収入源が消えたことはまあ、それなりに痛いと思う。そして安全協会で務める人の大半は警察のOBで定年後の受け入れ先、いわゆる天下りである。交通安全協会で働いている一般の人の仕事の内容から特別優遇されているとも思わないが、天下り先でも前職の職歴がそのまま横滑りなようである。

日本防災協会・警察職員生協・交通安全協会・トラック協会・自動車販売協会・指定自動車教習所協会などの公益法人が多くの警察のOBを受け入れている。
警察署の署長である警視になると当然そういったところに再就職しても下働きは元部下が行う。やはり次の職場でも上司ということになる。

キャリア組である警視正となると受け皿もそれなりにすごいところになるんだろうと思う。まあ、世にいう「美味しい天下り」とはこのあたりからになるのかもしれない。

警視正より上になると警察という巨大組織ピラミッドの頂点まで後いくつもない。行政側の長や政府、政治家とのつながりも色濃くなる人たちだと想像。
忖度したりする必要がある人達なんでしょうねえ。

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