私は何度見たかわからないほど、この映画を見ている。
しかし、息子のような若い世代はこの映画を知らない。
ま、クリント・イーストウッドという名前を聞いてもピンとこない世代である。わからなくもない。
クリント・イーストウッドの名前では「聞いたことがあるけど知らない」といった程度の反応だったが、日本語吹き替えを担当していたのが「山田康夫」ということで反応した。息子は声オタである。たぶん。
ともあれ、このダーティハリーは刑事ものの作品として非常に有名。ある意味その後の刑事ドラマなどにも多大な影響を与えたのは間違いないと思う。
この作品に登場する悪役は本当にむかつくタイプである。この俳優は他の作品での活躍は知らないが、これだけ気持ち悪く悪質な犯人を演じることができるというのはある意味凄い。公開後も嫌がらせに手紙が送られてきたりと大変だったそうである。俳優冥利につきるというものか。
44マグナムという巨大な銃を知ったのもこの映画だと思うし、こんな強烈な銃を片手で軽々撃つとういのは嘘くさいと言われているが、それだけの膂力がある刑事ということで。
コロンボのような刑事とハリーのような刑事。どちらも刑事ドラマだが制反対ともいえる存在。
はっきりといえるのは犯行を憎み、ホシを挙げるためにはどこまでも執念深く追いまくるという点。見ごたえがある。