野村克也氏の本、里崎智也氏の本を読み、そしてこの谷繁元信氏の本も読んでみた。
それぞれタイプは違えど、選手としては一流の選手で活躍した人たちである。
少し前に読んだ里崎氏の本と比べると、丁寧に書かれている内容だと感じる。
プロ野球の捕手としてやるならこれくらいは当たり前ということがよくわかると同時になかなかプロ野球の世界で捕手として長く居続けるということは難しいということもわかる。
捕手は育てにくい、すぐに使い物になるわけではないということは3人の本を読んでみた共通の認識。
だからこそ、じっくり育てなければいけないが、一度レギュラーになるとその捕手を押しのけて入れ替わるというのも大変で並大抵のことではないということになる。
3人とも長くマスクをかぶった名捕手であるが、里崎氏はロッテのままだが、野村氏、谷繁氏ともにトレード経験はあるものの、同一リーグ内である。
長く蓄積してきた対戦相手のバッターの癖や投手の癖、チームの特徴などのデータがリーグが変わると利用できないという点もあるのだろう。
添いう言う意味では大物捕手を他リーグから補強するというのは即戦力としては意味がないということになる。どこかの球団がそうだろう。わかっていないということである。