今やアマゾンなしでは生活も成り立たない人もいると思う。
圧倒的な便利さと安心感のあるアマゾン・ドット・コム。
この名前を知ったのは大前研一氏が90年代に語っていた。流石にインターネットと言ってもダイヤルアップから常時接続になろうかという頃で当時は利用していなかった。
アマゾンでは本の通販だけにとどまらず、流通そのものを変えるというふうなことを言っていたが、当時ピンときていなかった。今から思えばやはり時代の先を見通していたということ。
この本ではアマゾンがいかに効率よく配送する事ができるようになったかということを中心に書かれている。それはロジスティクスそのものを長年にわたって積み上げてきたノウハウで、これだけの規模になった会社なのに、利益はほぼ全てロジスティクスの効率化のための投資に次ぐ投資であった。今やアマゾンほど効率の良い配送ができる会社はほぼないのではないかと思う。
どうしてアマゾンがこれだけすごい会社になったのかと言うのが、流通という切り口から、よく分かるように書かれている。