悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

世界野球2019 WBSC メキシコ戦

アメリカは強いなあと思っていたら、メジャーバリバリではないようである。
そのアメリカにあっけなく負けてしまった。
負けてしまったことは仕方がない。

今日はメキシコ。こちらのほうがどうも強そうであったが、投手陣が素晴らしく、快勝であった。
日本の勝ち方はこういうものだろう。
正直言って打線はそれほど驚異的なものではない。
ただ、学生野球からずっと鍛え上げられてきている日本人選手は守備や走塁、そしてバンドやエンドランなどの小技は間違いなくうまい。
打てなくても点をとっていく。そういう(セコい)野球が信条である。
それを良い悪いでは判断できないが、ベースボールではなく日本の野球とはそういうものである。
若い頃は「プロなんだからバントなんか~」と思っている時期もあったが、短期決戦ではそういう緻密な野球ができるかどうかが勝敗を分ける。
「バントも技術」と今はそう思えるようになった。
オーストラリア戦で終盤同点に追いついたのも打線が打ったというよりも出塁を足がかりに盗塁で進塁し、最後はバントであった。
オーストラリアの投手がなぜ1塁に投げなかったのかという点は疑問だが、なかなかできることではない。

そして投手陣であるが、これは日本の選手がメジャーでもそこそこ通用しているように凄まじい強打者を相手にしても短いイニングや初対戦などでは十分に通用すると思う。

そして日本の若い投手はみんなたまが速くなった。
あのスピードに加えてコントロールも素晴らしく、プラスフォークやスプリット、ツーシーム色々と呼び方と球種も微妙に違うが、落ちる系の変化球が素晴らしい。
このまま勝ち続けてほしいものである。

ポイントはやはり韓国戦だろうか?
因縁の対決でどういう展開になるかはわからないが、もつれるような気もする。
日本は打線が今ひとつである。4番の鈴木一人が頑張っているが、脇役がそれほど活躍していないと思う。
まあ、楽勝が続くよりもこれくらいのほうが良いのかもしれない。

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