血圧の薬がもうすぐ無くなるので、行きつけの医者に行って薬を処方してもらう。
いつもは診察もしてもらっているが、今日は混み合っているのもあって、薬だけをもらうことにした。
それにしても長い時間がかかる。色々と忙しいのはわかるがなんとかならないものかと誰もが思う。
どこの医者に行っても年寄りが多い。
私自身はまだ年寄りと呼ばれるには抵抗があるが、若い世代から見たら年寄りになるのであろう。
偉そうで、上から目線で、自己中心的な年寄、そういう人にはなりたくはない。
仕事柄そういう人に出会うことが多いが、医者で見かけた年寄がそういう人だった。
いつも来て、診察を受けたり薬をもらったりしているらしい。それは私も同じ。
そして薬をもらうのもどういうことなのかもわかっている。
お金の支払もその流れも理解しているが、今日は忙しいのですぐに処理をしろと言うことらしい。
医院側の対応は、「順番にお待ち下さい」ということだが、聞き入れずグチグチ文句を言っている。
身なりからお金がある人であるのはわかる。服装もしっかりしているし、時計はコンビのローレックスだった。
だからといって、自分が忙しいから早くしろと言うことにはならない。
それくらいの分別は十分にあるだろうと思われる紳士なのだが、自分はどこか特別に偉いとでも思っているのだろうか。
結局、さっさと処置を済ませて帰っていった。支払いはのとほど別の人が来るらしい。身内ではなくどうやらヘルパーだと思うが。
なんだかゴネ得みたいに感じて非常に不愉快だった。