ラブ・ストーリーを見てからしばらくして、この映画を見た。Amazonプライムで無料だったし、名前くらいは知っている有名な映画だし。
出てくるヒロインも主人公も今ひとつパッとしない感じ。何よりも序盤は最悪である。地下鉄の中でゲロをぶちまけたシーンはちょっと見ていられないほどの不快感を感じた。それにして前半戦、後半戦、延長戦と分けられているが、コメディタッチでどんどん進んでいく。初めの不快感が次第に打ち解け、後半になるに従ってシリアスな恋愛映画の様相になってくる。延長戦では歯がゆい思いをどんどん募らせていき、ラストシーンはもう涙が出そうになるくらい、そう韓国映画にありがちなほどのご都合主義?的な内容だが、盛り上げ方がうまい。
主演の男優もヒロイン女性も序盤からだんだんと素敵に見えてくるから不思議である。
文句なくおすすめできる内容だが、最初の地下鉄のシーンから続くヒロイン=猟奇的な彼女を辛抱強く見ていられるかどうかという点が気がかり。