映画や漫画、ドラマにもなっているらしい。
Amazon Kindleの日替わりセールで買って放置していたものを最近読んだ。
重い話。
序盤は昔の話で他愛もないことだが、庶民の生活、庶民の目線で描かれている。
太平洋戦争末期の広島が舞台になるが、日記のように昭和〇〇年○月○日というふうに淡々と記載されていく。
主人公である、「うらのすず」の子供時代からの記録である。
健気で真面目でどこま抜けたところのある子どもだが、たくましく生きていく。
終盤はもう悲惨すぎて読んでいて辛かった。
戦争の記憶がある世代はもうかなり少なくなった。
私の親の世代もだんだん少なくなってきたということだ。
子供の頃に戦時中の話等も聞いていたが、私には実感はない。
ただ、親という非常に近い存在から聞いているので、そこそこに生々しさはある。
戦争の悲惨さを忘れてはいけない。
それと同時に平和のありがたさをもっと感謝しないといけないと思う。
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