悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

ワールドカップ終幕

ワールドカップ ロシア2018が終わった。
結局地力で勝るフランスがクロアチアを下したが、クロアチアは年齢層も高く、ここまで決勝トーナメントはすべて延長戦であり、また日程も中2日と不利だったことも。
序盤のPKもクロアチアにはついていなかった。
MVPはモドリッチ
素晴らしい選手なんだろうと思う。
スター選手はFWに集まる時代だが、モドリッチは昔ながらの10番である。
まさに司令塔であり、ゲームメイカー。

クロアチアの試合はあまり見ていないので評価しづらいところはあるが、質の高い選手を揃えたクロアチアの黄金世代。
年齢的にも次はなく、この大会に掛ける意気込みはものすごいものがあったと思う。
フランスはまだ若く、次の大会もかなり来されるだろう。
なんと言っても次世代のスターになろうとしているエムバペがすごい。
エースのグリーズマンや中盤のポグバ、カンテまだ若く、次の大会を狙える。
CBのバランやRSBのパバールなどもまだ若いのでこれからが楽しみなチーム。

印象に残った選手はベルギーのエデン・アザール
足に吸い付くような素晴らしいドリブルをする。
小柄ながら体幹が強いのか簡単に止められない選手。
日本人が目指すアタッカーとはこういうタイプの選手ではないだろうか。
デ・ブルイネとルカクをあわせた3名は強烈な攻撃陣だった。
3人共最も油の乗った時期。
次の大会は経験は豊富になるだろうが、力が落ちている可能性もある。
キーパーのクルトワも固いという印象が強い。

大スターであるメッシ、クリロナも素晴らしいところを見せたが、どちらも決勝トーナメントは初戦で敗退。
一つの時代が終わったと言われているのもわかる。
ふたりとも30代であり、次回は微妙。
仮に出たとしても力が落ちているのは明らかになるだろう。
そう考えると、今回で代表を辞する可能性が高い。


大きな期待を背負っていたドイツには本当に失望した。
あれだけ強かったドイツがこうなってしまうのだから、フランスも4年後にまだ今の強さを維持できているのかどうかはわからない。
ただ、選手は若く、能力的に落ちるとは考えにくい。層も厚いし。
がっかりで言うとブラジルもがっかりである。
エースのネイマール一人の責任にしてしまうのは可愛そうだと思うが、今ひとつ輝けなかった。
アルゼンチンもメッシ中心のチームから普通の代表チームになり、新旧交代が一気に加速するだろう。

ポルトガルクリロナが抜けたあとはどうなるのだろうか、ヨーロッパで一線級の力を維持するのは難しいのではないか。

相変わらずアジアはそれほど強くはないが、日本はそういうアジアのサッカーに一つの希望となるような戦いをしたと思う。
結果は10人のコロンビアに対して勝っただけでたった1勝しかしていないが、ベルギー戦は本当に素晴らしかったし、グループステージのセネガル戦も素晴らしい戦いだったと思う。
日本も新旧交代。どうなっていくのだろうか。

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