悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

日大アメフト悪質タックル騒動

しばらくブログが書けなかった。
忙しくて個人のPCを起動するのがそもそも久しぶりである。

ともあれ、
もはやワイドショーの華となってしまった感のあるこの話題。

問題の試合は5月6日の関学との定期戦。
そのプレイは映像がネットで流れ、多くの人の目に触れる。
アメフトをしていた人もしてない人も、全く知らない人もあのプレイを見て違和感を感じたと思う。
悪質なタックルであるのは誰が見ても明らかである。
そして加害者は普段からこのような悪質なプレイをするようなプレイヤーであったか?というと全くそうではない。
関学側はこのプレイを悪質なプレイだと訴え、日大側に謝罪と真相の究明を求める会見をひらく。
しかし日大側はそれを無視。
加害者である選手および彼の父親は被害者にお詫びを申し入れようとするのも日大側はそれを遮ったらしい。
日大側の誠意のない態度により関学側は態度を硬化させる。
日大側はあくまで選手個人の責任に押し付け、大学側、指導者側には責任がないという態度を取り続け、関学及び世間(特にネット)の反感を買い続ける。
世間が騒ぐから関西まで謝罪に行ってやったという態度の内田前監督の態度と返答が多くの人間にとっては不遜な態度に映る。
お詫びする態度ではなく、詫びるべき大学の名前を3度も間違えるなどありえない失礼さ。
「責任は私にあるので監督は辞任します」と語ったがとても誠意のある言葉とは受け取れない態度であった。
個人的には数年前のスノーボードの日本代表選手の会見を思い出した。
「ちっ、うっせーな。反省してまーす」

「俺が辞めるって行ってだからよお、もうガタガタ言うなよな。しつこいんだよ」というふうに聞こえたと思う。

加害者である日大の選手及び父親は日大側の態度に不信感を持ち、弁護士に相談、そして選手個人が記者会見をひらくという前代未聞の事になった。
この会見は大きなターニングポイントとされている。
なぜなら実行した加害者の日大の選手というのは本来日大側の人間であり、このような事案がでた場合には本来大学側が学生に変わって何らかの謝罪などを行うのが普通である。
それが成人男性とは言え、まだ二十歳の青年にすべての責任を押し付けた形であり、彼の記者会見を見て多くに人が彼に同情した。
彼の言葉には内田前監督を始めとする日大側の人間たちのような裏がないように感じた。
支持があったかどうかという点に関しても淀みなく、具体的な言葉であった。

もともと加害者である選手をかばう声はネットでも多かった。
あんなプレイをする人間じゃないという声が多かった。
そもそも関学側もそのあたりはわかっていたのではないかと思う。
内田前監督を始めとする日大側が組織的に悪質タックルをやらせていたと確信していると。

あの会見は素晴らしく、完全に世論は加害者選手の味方になり、悪いのはああいうプレイをさせた内田前監督だという流れが決定的になった。

すでに手遅れであるが、その状況でも素直に謝らないのが彼ら日大である。
加害者選手の会見の翌日に内田前監督と共に実名を出された井上コーチが会見をひらく。
そこで加害者選手の会見を受けての弁明となったが、悪質タックルの指示を認めず、あくまで選手個人が勝手に判断してやったことだという主張であった。
言葉の上では相手QBを潰せといったが、それは気迫のあるプレイを白という意味で具体的に怪我をさせろとは言っていないという主張であった。

文春砲が炸裂。
内田氏の悪質タックルがあった後の肉声テープが公開され、その内容が記事となっている。
そこには自ら指示して加害者選手に相手QBを壊せと指示したと言っている。
そして内田がやれと言ったと書いても構わんとまで言っている。
今更、私はそんなつもりで言ったのではないとか、なんとケツの穴が小さい男であるかと思う。
もうひとりの人物、井上コーチは別の意味ですでに有名人となってしまっている。過去にはゲイビデオにでていたとか、もはやアメフト界で生きていくというのも厳しいだろうが、それ以上に社会的な制裁を受けてしまっているような気がする。
内田氏に関しては以前から学内での実力者でやりたい放題という状態。彼に物が言える人間は理事長しかいないが、その理事長が内田を可愛がっているらしい。
その理事長も非常に黒い噂の絶えない人間。
理事長ともどもやめてもらうか、潰れたほうがいいと思う。
こんな人間を上に据えたままの大学なんて教育機関ではない。
少なくとも心ある日大の教職員は彼らを追放し、新たな一歩を踏み出さないと日大に未来はないと思う。

あ、もうひとりスターが誕生していた。もちろんヒールである。
日大側の記者会見で司会を努めた日大広報部の米倉久邦氏。共同通信の元記者らしいが、彼もかなりイカれた人だと思う。
自浄能力は全く無いのであとは警察、公権力によって彼らをさばいてもらいたい。

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