悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

週刊ベースボール 最強世代を探せ

ストーブリーグの話題。そしてキャンプ情報。
プロ野球を熱心に見る人間ではないが、私の世代にとってはプロ野球選手はスターである。
そして私の世代はもはや指導者の世代。
特集は現役世代で最も優れた年代はという話題である。
1994年。代表は大谷である。
大谷の話題はアメリカでも相当なものだろうと思う。あの若さであの才能である。
ただ、二刀流をどこまで辛抱してつかてもらえるかということと、試合数の多さ、登板間隔の短さなどから日本にいるときよりも遥かに過酷な使われ方をするのではないかと思う。
心配は怪我であるが、怪我なくても成績が伴わないと、どちらかに絞られてしまうのかもしれない。
もしそうなれば濃厚なのは投手ということになるだろうと思う。
個人的にはぜひアメリカでも活躍して大いに日本の野球のレベルの高さをアピールして欲しい。
大谷の話になってしまったが1994年世代のライバルとしては阪神藤波。
そりゃそうだろう。甲子園で投げあった世代で、入団してからどちらもスターの道を歩んだが、藤波は昨年の絶不調で大きな差が空いてしまった気がする。
春夏連覇など数々の栄光を手にした若きエースだけに阪神にとっては復活してもらわないと困るが、果たしてどうだろうか。
広島の鈴木誠也、横浜の濱口、阪神の大山などすでにチームの主力あるいは将来のある選手たちがいる世代。
1988年の世代は田中将大が中心。
そしてかつてのライバルとして斎藤佑樹
甲子園で投げあった世代であるが、過去の話とは言えライバルとして並べて書かれるのは辛いところだろう。
斎藤はもはや終わった選手だし、日ハムは栗山監督のもとでなんとか首はつながっているが、いつ切られてもおかしくない。トレードというのももはや相手が見つからないだろう。
世代として1988年世代の代表選手には入っていない。田中将大に続くのは同じくメジャーの前田健太
そして日本ではトップクラス、チームの顔とも言えるSoftBankの柳田と巨人の坂本、そして最多安打の西武の秋山。
1989年も凄い世代。広島のタナキクマル。田中、菊池、丸である。
日本の大エースとなった巨人の菅野。
さらに昨年は不調だったが、まだまだ日本代表で活躍してもらいたい中田翔
すでにピークは過ぎたがスターが多かった松坂世代、1980年。
中日に入団した松坂、SoftBankの和田、阪神の藤川。まだ活躍できそうな人もいるが、松坂世代と言われている代表の松坂自身があの状態なのだから、スター選手も忍び寄る老化には抗えないところ。
そしてまだ移籍先の決まらない元巨人の村田や元横浜の久保、巨人にいるけど全く出ていない杉内などやはり今後は厳しい。

新しいスターが生まれてファンが楽しむ。
全ては試合の中での成績であるが、人気、印象、評価は数字だけの問題ではない。
ここ一番での勝負強さや守備やチームプレイでの貢献度などもあると思う。
いずれにしても毎年若い才能のある新人がスターを目指して入ってくるわけで、その中でレギュラーを獲得し続けてチームの顔として、プロ野球の顔として活躍し続けるのはごく一部。
200勝や2000本安打などの名球会入りするようなスターというのは改めて凄いことだと感じる。


Copyright ©悪魔の尻尾 All rights reserved.