悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

パソコンのインターフェース

まだWindowsもなくDOS/Vによって黒船が来る前はつなぐものもあまりなく、モニターやプリンター、キーボードをつなげればいいだろうというくらいだった。
もちろんインターネットなんてものもなく、通信はパソコン通信
Windowsが普及するにつれて周辺機器も増えてくる。
プリンターやマウス、キーボードは同じく、外付けHDDやスキャナなども接続するためにインターフェースが色々とあった。
シリアルポート、パラレルポート、SCSIなどが中心であったが、Windows98以降はUSBというポートが登場し、現在に至るまで周辺機器を接続するインターフェースとして君臨している。
当初のUSB1.1は低速でキーボードやマウスは問題ないが、HDDなどをつなぐとポートがボトルネックで速度が出なかった。
それでも普及したのはその使いやすさだろうと思う。
USB1.1の頃に使いやすさは同等で更に高速はIEEE1394マッキントッシュではFireWireソニーではi-Linkと名前は違うが、こういうポートがあった。
私はHDD接続に使ったことがあるが、確かにUSB1.1より圧倒的に速かった。
しかし標準とならなかった。USB2.0が登場したからである。
使い勝手は同じで速度が圧倒的に早くなった。
USB2.0の登場により従来のパラレル、シリアルなどのポートだけでなく、高速なSCSIも駆逐されてしまった。
PCのインターフェースも以前はマザーボードのドーターボードやマルチI/Oボードなどでそれらのインターフェースを実装していたが、USB2.0が登場した頃には段々とそのようなものは消えていき、USB2.0マザーボードに実装されるようになった。
大幅なコストダウンと使い勝手の良さでUSBはPCの周辺機器を接続するポートとして圧倒的であった。
その後は更に高速化したUSB3.0が登場。
まだまだ2.0で十分なものも多いが、HDDなどはUSB3.0だとその速度の恩恵が受けられる。
USBが普及するに連れ、他の小型デバイスもUSBが標準となっていく。
デジタルカメラやムービーなど。
形状もコンパクトなminiUSB、MicroUSBとなっていく
USBは信号を流すだけではなく給電という側面もあり、今や生活必需品とも言えるスマートフォン
多くのものがMicroUSB端子を備えて、そこから充電している。
モバイルバッテリーも当然そういった仕様のものが多い。
USB2.0じゃ優秀でまだまだ現役。登場したのが2000年だからもう17年以上になる。
普及というのがいかに凄いかというのがわかる。
新しいUSB3.1やThunderbolt、USB Type-C、USB3.1PowerDeliveryなど、情報が錯綜していてイマイチよくわからん状態。
そして当然性能は良いが、普及しているとは言い難い状態。
Tunderboltはマックのディスプレイポートとしての機能で注目を集めたと思う。
当然かなりの高速で信頼性も高いものである。
Type-CというのはUSBの形状に関するものらしく、今まで鬱陶しかったUSBの裏表がどちらでも挿せるような仕様になっている。ありがたい。そして抜き差しに対する強度も考慮されているらしい。
ややこしいことにThunderbolt3の端子ではTypc-Cの形状を採用し、USBとしてもThuderboltとしても利用可能だそうである。
Thuderbolt自身がUSB3.1よりも更に高速なため、Thunderboltに対応したケーブルに接続するとその能力をフルに発揮できるようである。
果たして何につなぐのか?
PowerDeliveryはその名のごとく、給電で活躍できるようである。

もうすっかり浦島太郎状態。

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