ザ・フライ

なんでこんな映画を見ようという気になったのだろう。
かなり食欲を奪ってしまう映画。
気持ち悪い。
しかし、こういうSFホラー作品では名作の一つとされている「ハエ男の恐怖」のリメイク作品であり、以前から少し興味があった。

ジェフ・ゴールドブラムが主演。
天才科学者のセス・ブランドルとして怪演。
かなり若い頃の作品である。
この作品の後、インディペンデンス・デイやジュラシックパークのシリーズなどに出演。
マッドサイエンティストとまでは言わないが、独特の変わり者の科学者役がはまり役の俳優というイメージ。
この映画でヒロイン役の女優、ジーナ・デイビスと結婚している。

天才科学者がテレポートの実験に成功。
そして生物はテレポートできなかったが、恋人の助言によりサルのテレポートに成功。
二人で祝杯をあげようと思っていたが、恋人が元恋人との清算をするためにでていく。
嫉妬と飲酒により、勢いで自身もテレポートを試す。
成功したかに見えたセスだが、ハエが紛れ込んでおり、ハエと結合してしまう。
驚異的な肉体を得たが、姿は変貌していく。
次第に人間性も失われていく。
それにしてもスプラッター映画のような殺戮のシーンこそないが、ハエ男の食事が腐食液によって溶かして食べるということもあってかなり気持ちの悪いものである。
爪が取れ、歯が抜け、耳も取れてしまう。
もちろん髪も抜けて醜い姿に変貌するがかろうじて人間の姿もとどめている状態。

ザ・フライ (字幕版)