メガマインド

DreamWorks製作のCGアニメ映画である。
日本では未公開。DVD化もされていない作品。
Amazonプライムで閲覧。
なぜこれほどの作品が公開されなかったのか不思議なくらいである。
悪のメガマインドは正義のメトロマンとライバルであり、常に戦ってきた。
その闘いの中にこそ自らの生きがいを感じていたようである。
もともと悪でもなく、生まれついて地球に送られてきたのだが、たまたまメトロマンはお金持ちの養子になり、メガマインドは刑務所の中で悪人に引き取られるということになった。
幼い頃から光を浴びるのはメトロマンであり、天災にも関わらずメガマインドは常に日陰者であった。
メトロマンが正義で王道を進むのであれば、メガマインドは悪の道を進むしかない。
そして悪の王となってメトロマンと闘い続けている。
ついにメトロマンがやられ、この世で最強はメガマインドとなってしまった。
メトロマンのいない世界に生きがいを見いだせないメガマインドは代わりの人間を探す。
そしてメトロマンのDNAよりその人間にスーパーパワーを与えてしまう。
しかし、その人間はメトロマンのような正義の心の持ち主ではなかった。
メトロマンのスーパーパワーをもらった悪人はメガマインドを追い詰める。
メトロマンはヒーロー稼業に飽きてしまい、メガマインドにやられたことにして普通の人間として生きる道を選んだ。
メトロマンが生きていることを知って、メガマインドは自分が作り出した悪を倒す。

悪がヒーローという一風変わったストーリーと思ったが、やはり悪ではなかった。
それにしてもこんなに良い作品なのに世間に知られていないとは。
Amazonプライムの会員は結構見ているのだろうと思うが、残念である。

メガマインド (吹替版)